ひまわりを長持ちさせるには?花瓶にいれた生け花を日持ちさせる方法!

切り花を長持ちさせるコツ

夏といえばヒマワリ。夏らしくて、暑さに負けずに長持ちしやすいお花ですが、うだるような季節に長持ちさせるには、お世話をすることがとても大切。せっかくのヒマワリです。ほかの切り花とはちょっと違う、ヒマワリならではのお手入れを知って、できるだけ長く飾って楽しみたいですよね。

このページでは、花屋さんの研修で学んだひまわりのお世話の仕方と、ちょっと気を抜いたら元気がなくなってしまったときにできることを紹介します。

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ひまわりを長持ちさせるお手入れ方法

存在感のある色と大きさの、小さな太陽みたいにエネルギーに満ちたひまわり!夏の代名詞みたいな花なので、見かけたら思わず手に取りたくなってしまいます。切り花の長持ちしにくい夏場でも、比較的元気に咲いてくれるのも頼もしいです。

そんなひまわりのお世話の仕方は、基本的にはほかの切り花と変わりませんが、ひまわりならではの気をつけたい注意点もいくつかあるので、改めて復習してみましょう。

こちらのページはひまわりに特化していますが、より詳細な切り花の手入れ方法についてはこちらもどうぞ♪

新鮮な花を選びましょう

勝負は、花屋さんでの買い物時からすでに始まっています。切り花を長く楽しむためには、花屋さんに届きたての新鮮な花を選ぶことがとても大切。店に届いてからの日にちがほんの数日違うだけでも、持ちに差がついてしまうのが切り花の難しいところです。

花束用のお花を選ぶ場合、つぼみのヒマワリばかりを選ぶと華やかさに掛けるので、ある程度開花しているヒマワリを混ぜたほうが見栄えがしますが、自分用に購入するなら、まだつぼみのヒマワリを選ぶのも、だんだんと咲いていく様子が眺められるので良いものです。

つぼみの切り花は、すでに開花しているヒマワリに比べると、咲いたときに花が小ぶりであることもありますが、長く楽しむにはもってこいの状態です。

余分な葉を取りましょう

ヒマワリを持ち帰ったら、さっそく飾る準備を始めましょう!お花は水に入っていないと元気がなくなってしまうので、家に帰ったらなるべく早く水に入れてあげましょう。

多くの花屋さんでは、余分な葉はすでに処理してくれてあることが多いですが、農家直売みたいな場所で購入したヒマワリの場合、収穫してそのままの状態で売っていることがあります。

もし茎にたくさんの葉っぱがついているようでしたら、いちばん上に付いている2、3枚の葉っぱを、光合成ができるように残して、その他の葉は取ってしまいましょう。葉っぱを掴んで軽く下にひっぱれば、根本からきれいに折れると思います。とくにハサミを使う必要はありません。

なぜ葉を取る必要があるの?

飾り方によっては葉っぱもアクセントになりますが、それでもヒマワリの葉っぱを取りたい理由は主にふたつあります。

ひとつ目は、メインの花に十分な水が行き渡るようにすること。根がなく、茎の切り口からしか水の吸えない切り花のヒマワリは、すべての葉に行き渡らせるのに十分な水分を吸い上げられません。葉が多すぎると、お花に届く前に葉に水分を取られてしまい、花が咲かない、すぐに枯れてしまう、という残念なことに。

ヒマワリの葉っぱって大きいですよね。そのぶん蒸発する水分も多いので、ほかの切り花よりもより葉の数を絞る必要があるんです。

2つ目の理由は、ヒマワリの葉は水に入ると腐りやすく、そうすると花瓶の水を汚してしまうからです。ただでさえ夏場はびっくりするくらい早く水が汚れてしまいます。水が汚れる原因は一つでも少ないほうが良いですよね。

さらに、花瓶のなかで葉っぱが渋滞してしまうと、風通しが悪くなり、葉だけでなく茎が腐ってしまうことも。最悪、腐った茎のところで折れてしまうので、葉を整理してすっきりと生けるのがヒマワリを長持ちさせる秘訣です。

ヒマワリの切り花の茎が折れるのを防ぐには
どっしり太めのヒマワリの茎は、いっけん丈夫に見えますが、飾り方を間違えるとグニャッと折れてしまいます。茎が折れると花まで水が届けられなくなってしまい、咲ききる前に傷んでかなしい結果に終わることに…しかし、ちょっとした飾り方に気をつけるだけ...

花瓶に入れるまえに水切りしましょう

ヒマワリの茎は太めですが、そのぶん管に異物が入って詰まりやすく、管が詰まってしまうと花に水を届けることができなくなってしまいます。切り口は非常に乾燥しやすくもあるので、家に持ち帰ったら花瓶に飾る前に切り戻して、水の吸いやすい新鮮な切り口にしましょう

切り戻しをするさいには、切るときに管を潰してしまわないように切れ味の良いハサミを使用し、水中で根本を斜めに角度をつけて切る「水切り」をするとさらに効果的です。

ひまわりを飾る花瓶の選び方

ヒマワリは茎が長い状態で店に並ぶことが多いですが、背が高くて頭が重いので、背の低い花瓶に飾ると倒れてしまいます

茎を長いまま飾りたい場合には、それなりに背が高く、重さがあって安定感のある花瓶を用意しましょう。

毎日水を交換しましょう

ここまででヒマワリを飾る準備が完了しました!ヒマワリは生き物なので、手を尽くして完璧に飾ったあとでも、日々のお世話は欠かせません。花のお世話がストレスにならない程度に、できるだけ手をかけてあげたいですね。

なにをするかというと、まずはやっぱり水換えです。シンプルですが、これがいちばん効果的です。ただでさえ花瓶の水が汚れてバクテリアが繁殖しやすい夏。さらにヒマワリは茎がぬめりやすく、腐りやすく、驚くほど水が汚れやすい花です

花瓶の水はできるだけ毎日交換するように心がけ、水を換えるときに花瓶の中をスポンジで擦ってぬめりを落とせば完璧です。

延命剤かハイターを水に混ぜましょう

花瓶の水には、バクテリアの繁殖を抑えるために、殺菌効果のある延命剤か、ハイターをほんの1滴加えるとなお良いです。ハイターは入れすぎると花を漂白してしまったり、傷めてしまったりするので、1滴を厳守して、入れすぎないように気をつけてください。

水の入れすぎに気をつけて!

頭の重たいヒマワリを飾ったときに花瓶が倒れないよう、重さを出すために花瓶に水をたくさん入れたくなりますが、これはできるだけ避けたいところ。ひまわりは水に浸かっている部分からどんどん腐ってしまいます。花瓶の水は少なめにして、できるだけ水に接触している範囲を減らしましょう。

花瓶が倒れず、次の水換えまでに水がなくなってしまわない程度の量で、10センチ前後くらいがいいですね。

夏は水が蒸発しやすく、ヒマワリは水をたくさん吸い上げる花でもあるので、毎日水を交換して、水がなくならないようにすることは非常に大切です。

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飾る場所に気をつけましょう

暑い日に太陽の下ですくすく成長しているヒマワリを見ると、丈夫な花なんだな、日光が好きなんだな、と思いがちですが、いったん切り花にしてしまうと、ほかの切り花と同じくやっぱり直射日光は好みません。

日に当たり続けていると元気がなくなってしまうので、涼しくて風通しのよい日陰に飾りましょう。エアコンの風が当たると、葉から水分が蒸発するのを促進してしまうので、直接風の当たる場所も避けたいです。

また、ヒマワリの葉はエチレンの影響を受けやすく、エチレンガスを発生させるくだものや枯れた花がそばにあると、ひまわりが枯れるのを早めてしまいます。そばにリンゴやバナナ、アボカドを置くのを避け、できれば締め切っている同じ部屋に飾るのも避けたいところです。

もし元気がなくなってしまったら?

あれこれ手を尽くしても元気がなく、花が下を向いてしまったり、葉が枯れてしまったり、茎がぐじゅぐじゅになってしまったりすることも。そのまま同じ手入れを続けていると、復活せずに枯れてしまうことが多いので、駄目になってしまう前に一手間かけてみましょう。

なぜ元気がなくなってしまうのか?理由から逆引きするならこちらのページが便利です。

茎を思い切って短く切ってみましょう

切り花のヒマワリの元気がない場合、管がどこかで詰まっているか、茎が腐ってしまっている可能性が高いです。水に浸かっていて茶色くなっている根本や、茎の半ばが柔らかくぐじゅぐじゅしている場合には、その部分より数センチ上でざっくりと切ってみましょう

茎は短ければ短いほど花に水が届きやすくなるので、心配な場合にはできるだけ短くしてみると、驚くほど回復することがあります。

花ごと水に浸けてみましょう

葉が枯れてしまったり、花が弱っている場合には、水分が十分に行き渡っていない可能性が大きいです。バケツに多めの水を張り、逆さまにしたひまわりを頭からじゃぶじゃぶと浸けてみてください。5秒も水に浸して、軽く振って水気を払い、頭が濡れた状態で花瓶に戻します。

多くの切り花は花を水に濡らすのは厳禁ですが、比較的丈夫なヒマワリは、この方法で水を吸収して元気になることが多いです。水に入れたときの衝撃で、花びらが少し抜けてしまうこもある荒業ですが、元気のないときにはぜひ試してみてください。

湯あげしてみましょう

茎をなるべく長く保ちたい場合には、湯あげするのも効果的です。茎に入ってしまっている気泡を押し出し、水を吸い上げがわるいのを改善させるテクニックです。

茎が腐ってしまっていると切るしかありませんが、茎が新鮮に見えるけど花が元気がないときに試してみる価値ありです。

湯あげはすべての切り花に効果があるわけではありませんが、ひまわりを含むキク科の花によく使われます。やり方はこちら。

ちょっと気になる、ひまわりのトリビア

ひまわりが下向くのはなぜ?

ヒマワリは手入れの仕方が悪くて花に水が行き届いていないと、すぐに元気をなくしてグッタリしてしまいます。もし心当たりがあるようでしたら、茎を短く切り戻して、花まで水が届きやすいようにしてあげましょう。

また、ヒマワリは明かりの方に花を向ける性質があります。野外にあるヒマワリ畑のヒマワリが、た~~~くさん並んでいるのに、みんながみんな同じ方向を向いているのはそのためですね。

なので、ヒマワリの上にスタンドライトなどで明かりを作ってあげれば、光に釣られてそちらを向く可能性大です。

ひまわりが出回る時期はいつ?

夏の花のイメージが強いヒマワリですが、いろいろな種類のヒマワリが花屋さんで見られるのは7月初旬から8月中旬にかけてで、その後は徐々に秋の花が店に並ぶようになります。

とくに予約などしなくても、6月頃から9月が終わる頃までは、店先で見かけることがありますね。

ひまわりはドライフラワーにできる?

とにかく花を長く楽しみたい場合には、ドライフラワーにするという手もあります。水分の多いヒマワリですが、意外にも簡単に、花の色を残してドライフラワーにすることができ、ゴッホの絵画のような素朴なアンティーク感が味わえます。

ヒマワリをドライフラワーにする場合、花びらの開ききっていない新鮮なものを吊るしたり、シリカゲルと一緒に密封して作ります。枯れるまで花瓶で楽しんで、そのあとでドライフラワーに、ということはできないので、ドライフラワーにするかどうかは、購入したときに決める必要があります。

切り花のひまわりから種は取れる?

残念ながら、花屋さんで売っているヒマワリの切り花は、種を作ることはできません。詳しい理由についてはこちら。

種を取ることができたら庭に埋めてさらに楽しめるので、夢があっていいですよね。

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