切り花を長持ちさせる方法まとめ/持ちが良い花、手入れ、延命剤の花屋さんテク

切り花を長持ちさせるコツ
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切り花のある生活は憧れるけど、頻繁に買うには安くないし、すぐに枯れてしまってもったいない気がしてしまう…というお客さんが、ときどきいらっしゃいます。花屋さんで扱っている花にはいろんな種類があり、なかには3日くらいで枯れてしまう繊細なものもありますが、長持ちする花を、こまめに手入れして、花が快適に過ごせる場所に飾ることで、切り花でも3週間くらい長持ちさせることは可能なんです!

長く切り花を楽しみたい場合、どんな花を選んで、どういうふうに手入れをして、どんな場所に飾ったらいいのか、花屋さんがやっているテクニックを包み隠さず紹介します!ぜんぶ読んだら今すぐ花屋が開けちゃうかも!

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花屋さんでの買い物のしかた

縁がないとなかなか行く機会がない花屋さん。欲しい物を選んで自分で手にとってレジに持っていけばいいのか、花を選んで花束にしたい場合どうやって買えばいいのか、よく分からなくて緊張してしまう、というひとは、じつは少なくありません。

花を選んで、お客さんの目的に合わせて包むのも、花屋さんの大切な仕事のひとつです。いつ、どんな目的で、どれくらいの予算で花が欲しいのかを明確にして、気軽に相談してみましょう。

長持ちする切り花の選び方

すぐに傷んでしまう儚い花よりも、丈夫で長持ちしやすい花を選んだほうが、とうぜん長く花を楽しむことができます。どうしても好きな花があって、それを飾りたい場合には仕方がありませんが、そうでなければ持ちやすい品種を選びましょう。

新鮮な花を選びましょう

花屋さんに並んでいる花は、必ずしも全てが同じ日に届いた花なわけではありません。その日に花市場から届いた花と、3日前に花市場から届いた同じ花だったら、かなり高い確率でその日に届いた花のほうが長持ちします。

(別の業者が出している同じ花だったりすると、花市場に来たときに開花状態や品質が違ったりするので、必ずしも後から店に届いたほうが長持ちする、というわけではありませんが、目安としてはあとから届いた花のほうが持ちやすいです。)

バラが欲しい!と思ったときに、店先にたくさんのバラが並んでいる場合には、まだ花びらが開ききっていない、より新鮮なバラを選びましょう。

長持ちする品種を選びましょう

キクやユリなど丈夫な花、フリージアや蘭など蕾がたくさんついていて、徐々に開花していく花、スターチスやエリンジウムなど、乾燥に強くドライフラワー向きの花は、より長く楽しむことができます。

くわしい長持ちする花の選び方については、下記のページにまとめてみたので、お役に立てたら嬉しいです。

切り花を持ち帰ったらやりたいこと

持ち帰った切り花はなるべく早く水に入れるのが好ましいですが、そのまえにやりたいことが幾つかあります。家に持ち帰るまで水から出ていた切り花は、そのまま花瓶に生けるとうまく水が吸えずに枯れてしまうこともあるので、ぜひともやっておきたい事柄です。

余分な葉を取りましょう

多くの花屋さんではすでに処理してくれていることもありますが、花市場から届いたばかりで処理前だったり、花瓶に合わせて茎を短く切ったりした場合、葉が根元の方までついていることがあります。

葉は水に浸かっていると痛みやすく、そのままにしておくと腐って水が汚れる原因になってしまいます。また、茎の断面から吸い上げられる量の水分に依存している切り花にたくさんの葉がついていると、主役の花まで水が行き渡らずに咲く前に枯れてしまうことも。

まだ新鮮な葉を取ってしまうのは勿体ない気もしますが、上のほうについている2~4枚くらいの葉を残して、ほかの葉は取ってしまいましょう。

水切りしましょう

茎の断面は水に入っていないと乾燥してしまい、水を吸い上げにくい状態になってしまいます。根本からうまく水を吸い上げられないと、花は水不足になってすぐに枯れてしまうので、花瓶に飾る前に根本を切って断面を新鮮にしましょう。

このとき、水中で根本を切ると切ったばかりの断面が空気に触れずにすむので、大きめのバケツの中で先を切ることを水切りといいます。ただ切るだけよりも切り花に嬉しい花屋さんテクニックで、かんたんなので自宅でも実践したいことナンバーワンです。

水切りの正しいやり方については、こちらを参考にどうぞ♪

切り花を長持ちさせるためにやりたいこと

切り花は生き物なので、飾りっぱなしにするよりも、こまめに手入れをするとより長く楽しむことができます。手入れをしなきゃ!とストレスになるのは本末転倒なので、できる範囲で花と触れ合う時間を楽しめたらすてきですね。

花瓶の水を清潔に保ちましょう

花瓶の水を清潔に保つのは、切り花を長持ちさせるための基本です。水が汚れていると管が詰まって花が水を吸い上げられなくなってしまうので、こまめに水を変えて、ついでに水切りをして断面をきれいな状態に戻してあげましょう。

涼しい季節なら2日に1回、夏場は飾る場所によっては毎日水替えをするのが理想的ですが、できないからといってすぐに枯れてしまうわけではないので、気がついたときに交換しましょう。

切り花に合った場所に飾りましょう

飾る環境は非常に大切です!最適なのは風通しがよく湿度の低い日陰ですが、それよりも直射日光を避けることと、エアコンの風が直接当たる場所を避けることが大切です。また、夏場は暑い場所に飾っておくと開花スピードが早まったり、弱ってグッタリしてしまうこともあるので避けたいです。

元気がないときでも諦めないで!

手入れをサボりすぎたり、環境が合わなかったり、単純にあまり健康な個体ではなかったりすると、すぐに元気がなくなり、葉がしょげっとなってしまったり、花が下を向いてしまったりすることがあります。

枯れてしまったようにも見えるので、ここで捨ててしまいがちですが、ちょっと待って!ちょっと手をかけてみると、びっくりするくらい元気になることもあります。

いちばん手っ取り早く、どの花にも効果があるのは、思い切って茎を短く切ること。花が弱ってしまうのは、ほとんどの場合水不足が原因ですが、茎を短くすると全体に水が行きやすくなるので、見違えたようにシャキッ!としますよ。

そのほかの切り花を長持ちさせるテクニックについては、下記のページにまとめています。切り花が思ったように長持ちしない…と困っている人はぜひ読んでみてください。

延命剤の使い方

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花瓶の水に切り花用の延命剤を混ぜることで、水だけでは補えない栄養を花に与えたり、水が汚れるのを防いだりすることができます。蕾がたくさんついている花だと、水だけでは蕾を咲かせられないことがあるので、とくに効果が期待できます。

水替え不要!と書かれている延命剤もありますが、延命剤を入れてもどうしても水は汚れてしまうので、水は汚れにくくなる、くらいの気持ちで使用し、水替えは引き続き行います。

量を守って使いましょう

量が少ないよりは多いほうがいいような気がして、念のため記載されている量よりも多めに使ってみる…という人がいらっしゃいますが、切り花の延命剤に限ってはこれは逆効果。延命剤を使ったのに、長持ちするどころかすぐに枯れてしまった、というのは入れすぎが原因です。

水をきれいに保つ防腐剤が高濃度すぎると花を痛め、枯れる原因にもなってしまうので、各商品で指定されている量か、少し少なめに入れるくらいでちょうどいいです。

自宅にあるもので代用もできます

市販の延命剤はそのまま使えるので便利ですが、めったに花を飾るわけではない場合、一回だけのために買うのは勿体ないし、残りを保管するのも面倒ですよね。

そんなときには、自宅にあるものを使って代用することもできます。花に栄養を与えるには、炭酸の抜けたサイダーやスプライトなど無色の炭酸飲料、水の防腐剤にはハイターを1滴が、延命剤と同じような効果を発揮します。

まとめ

長持ちさせる!を優先して花を選び、負担にならない程度になるべくお世話をしてみると、切り花は信じられないくらい長く楽しめるものです。いつも使う机の上に、ちょっとした花を取り入れてみると、心にゆとりを感じられ、たまに手入れするという、ちょうどいい緊張感が生まれるのでとてもおすすめしたいです。

切り花はとくべつな日の贈り物だから…と恐縮せずに、気軽に花のある生活を楽しんでみましょう。

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