花言葉面白い内容一覧【どうしてこうなった】

花ことば
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知れば知るほど奥の深い花言葉。その花に込められた意味や、そうなった経由に思いを馳せると、想像力が掻き立てられて、豊かな気持ちになるものです。しかし、花言葉を調べていくと、じわじわくるものがさり気なく混ざっていて、思わず吹き出してしまうことも。

このページでは、わたしをクスッとさせた面白い花言葉を集めてみました。

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花言葉はどうやってできたの?

そもそも花言葉はどうやって発生し、いつ、誰が意味を決めたんでしょうか?花がしゃべるはずがないので、よく考えてみると不思議に思います。

調べてみたところ、花に気持ちを込めて贈り物にする、という習慣は、古く昔から存在したようです。きれいな花に愛や感謝の気持ちを込めて、大切なひとに言葉以上の気持ちを伝える、というのは、今も昔も変わらないんですね。

とくに現在の花言葉の原型になったのが、17世紀のトルコでの、花に思いを託して思いを伝える風習。これがヨーロッパ中に広がり、イギリスやフランスで花言葉の本が出版されたのが流行し、世界中に伝わった、という説が有力です。

花言葉の意味はどこからきたの?

花には神話や伝説、歴史や宗教、風習などから意味が込められています。それらは国によって違うので、同じ花でもまったく違った意味がついているのはそのためです。

花言葉が日本に輸入されたのは、だいたい明治初期。その後だんだん日本の風習や習慣に合わせて意味が変わったり、付け加えられたりして、日本独自の花言葉になりました。近年になって新しく開発された新品種の花については、開発者や販売会社が命名したり、一般募集で決めたりされています。

内容が面白い花言葉はこれ!

それでは、こんなに短い花言葉なのに、どうしてそんなに突っ込みどころが満載なんだろう?と思わずにはいられない、面白くてパンチの聞いた花言葉を紹介します!なにが面白いかどうかはわたし基準で選んでいるので、もし面白くなかったらごめんなさい!

よく分からない深さと物語を感じる系

なんとなくヨーロッパで生まれた感じのする、翻訳ならではの趣の漂う花言葉たちは、ほんの短い言葉なのに、花を送られたときの情景がありありと思い浮かぶようです。小気味のいい語感とシュールな内容にフフっとしつつ、その花言葉が込められたときの話を捏造してみようと思います。

繰り返しますが、ここで書いている逸話はわたしの捏造です。面白い花言葉をより楽しむ手伝いになったら幸いです。

マダガスカルジャスミン

「 二人で東へ旅に」

花の中でも5本の指に入るくらい香りがよくて、かわいい見た目のジャスミンの花です。贈り主は女性で、相手は意中の男性でしょう。舞台はヨーロッパ。東というと中東やアジアで、つまりいかにも未知の異国。ジャスミンが蔓性の植物で、どこに伸びるのか分からない蔓のようすからも、二人の旅が冒険に満ちていて、必ずしも安全ではなく、どこか秘めた感じがします。ずばり贈られた男性は既婚者で、二人が向かうのは家庭のある男性と二人きりで生きるための不倫渡航です。

しかし実際には、男性にとってその不倫はただの遊びで、思ったよりも本気になってしまった彼女に対して、ジャスミンの蔦のように、どこまでも伸びて絡め取られるような恐怖を感じているかもしれません。

「広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」

柿の花は清々しくて過ごしやすい5月に咲きます。空は青くて、植物は生き生きしていて、そこら中が生命力に溢れているので、たとえ不治の病に侵されていても、世界の美しさに息を飲まずにはいられません。葉に同化するような花を咲かせる柿を見て、苦しみながら死を待つよりも、自分を保っていられるまま、美しい自然と同化したいと思ったのでしょう。

柿の花は、余命宣告を受けている患者から担当の医師に贈られます。

サクラソウ

「青春の始まりと悲しみ」

入学してすぐに好きになった女の子。話しかける勇気はないけれど、顔を見られると思うだけで中学校に通うのが楽しくなります。しかし、そうして毎日遠くから見守っていると、彼女はいつも別の誰かに目を奪われていることにも気がつくでしょう。恋心を伝える前に失恋を悟ります。しかし、だからといって心変わりできるわけではないのが若さです。

昔は日本中に自生していたサクラソウは、環境の変化により、今では国の特別天然記念物に指定されるまでに数を減らしてしまいました。連絡手段の変化とともに形を変え、今ではなかなか見つけられない学生ならではの秘めた想いを、清楚で愛らしいサクラソウに託して彼女の下駄箱のなかに入れます。

クレオメ

「想像したほど悪くない」

なにか新しい花を育てたいと思っていました。今自宅の庭にない花で、珍しい形をした花だとさらに良いと思い、植物に詳しい叔父に相談しました。すると叔父が進めてきたのがクレオメ。英語ではSpider flower、クモの花と呼ばれる植物です。

足が長くて毒のあるクモは嫌いです。大きなクモのような花が咲くなんて、想像するだけで鳥肌が立ちます。しかし叔父の勧めと、好奇心を抑えることができずに、種をもらって巻いてみることにしました。

翌夏、薄紫の可憐な花びらをつけた、可愛らしい花が咲きました。言われてみればクモを想像させないこともありませんが、繊細な色合いと涼し気な姿がひと目で好きになりました。叔父には、思ったよりも素敵な花が咲いた感謝を込めて、庭に咲いたクレオメの花束を贈りました。

タネツケバナ

「父の失策」

クリスマスの夕食にはケーキとケンタッキーを食べることに決まっていて、今年もジューシーでスパイスの効いたチキンが食卓に登るのを、ずっと前から楽しみにしていました。ケーキを購入するのは母の役割で、ケンタッキーを購入するのは父の役割です。24日の夜には母が買ってきたケーキをテーブルに乗せ、父がケンタッキーを買って帰ってくるのを楽しみにしていました。

6時を過ぎたころに父が帰りましたが、部屋中に広がるチキンのにおいがしてきません。不審に思いながら玄関に出迎えに行くと、青い顔をして立っている父の姿が目に入ります。ケンタッキーは持っていません。

すぐにわたしは、ケンタッキーが売り切れてしまい、父が購入できなかったことに思い当たりました。玄関の脇に生えていた、クレソンやナズナに間違えられ食されることのあるタネツケバナが、妙に印象に残りました。

ストレリチア

「恋する伊達男」

頼りなくて冴えないと思っていた弟が、とつぜん身なりに気を使い始め、ハキハキと話すようになり、表情まで明るくなったことに、気がついたのは仲の良い姉だけだったかもしれません。気をつけて弟を観察してみると、頻繁に女の子とスマホで連絡を取り合っていることに思い当たります。

子どもだと思っていた彼が、恋をしていることは明らかです。激励と彼の明るい未来を祈って、力強くて完璧な形をしている、ストレリチアを部屋に飾りました。

フジバカマ

「他人の恋の相談役」

ススキ、キキョウ、ナデシコと、馴染み深い名前が続く秋の七草のなかで、フジバカマは見た目も存在もさり気なく、ほかの花の引き立て役のようだと思っていた。秋が誕生日の、自分には恋人がいないのに人の恋話には知った口を聞くあのひとに、皮肉を込めて桃色のフジバカマを贈った。

カルセオラリア

「御身にわたしの財産を捧げます」

姪がスペイン語を学びにメキシコへ留学したいという。中南米は物価が安いといえども、渡航費や学費、安全面を考えるのならば安い出費ではない。彼女の母であるわたしの妹はシングルマザーで、姪を海外へ行かせる金銭的余裕などどこにもない。

カルセオラリアはメキシコの花だ。別名をキンチャクソウとも言い、その名の通り巾着袋のようでもあり、金色の硬貨にも見える黄色いカルセオラリアに、わたしが付いているのだから、金銭の心配はしないで欲しい、という思いと彼女の未来とともに、誕生日のプレゼントの代わりにした。

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贈られたらどうしたらいいか分からない系

花言葉はその花に込められた意味と一緒に思いを贈るためのもの、ということですが、それならどうしてこんな意味を付けてしまったのでしょうか。そういう需要があったんでしょうか。考えれば考えるほど謎は深まるばかりですが、それではこれらの花をもらった場合、どうやって対処するのが正しいのかについて考えてみます。

ネタです。実行する場合には自己責任でお願いします。

カンボク

「年齢を感じる」

こんなにかわいい花に「年齢を感じる」なんて意味を込めて贈るのは、歳上の女性が若いあなたを妬んでいるとしか思えません。若い人にアンチエイジングのアドバイスを貰ったり、同情されても、反感を買うだけです。

彼女は自分の年齢をあなたが思うよりも気にしています。あなたにできることはただ一つ。嘘だと思ってもまだまだぜんぜん若いですよ!というアピールを続けてください。

リンドウ

「苦しんでいるときのあなたが好き」

不幸を喜ばれるなんて、なにか反感を買われるようなことをしたのでしょうか。もしかしたら、ただの僻みや嫉妬かもしれませんね。

あなたの不幸を不当に喜んでいる人を、喜ばせる必要はありません。無理をしてでも幸せに振る舞ってください。顔いっぱいに笑顔を浮かべて、生き生きと生活してください。あなたのことを疎ましく思っている人は、相手のほうから遠ざかっていくでしょう。

アザリア

「禁酒」

狂酔しているときの自分の行動について、性格に覚えていて、反省できるひとはほとんどいません。つまりあなたは、人に迷惑をかけたり、嫌われたりするような酔い方をしているのかもしれません。

アザリアをもらった日の宴会では、飲酒の量に気をつけてください。

サラセニア

「ちょっと変人」

サラセニアはハエなどの昆虫を食べる、一風変わった植物です。変わってはいるものの、人の役に立つ面白い植物ですので、ここでの変わっている、は決して消極的なものではありません。

あなたには人と違っているところがあるかもしれませんが、それはあなたの長所だと捉えられているでしょう。これからもいつもどおりのあなたでいてください。

ちょっと雑すぎるんじゃない?系

たくさん花言葉を考えなくれはいけなくなって、後半になって飽きてきたとしか思えない、雑でいいかげんに思える花言葉も見つかりました。これならまだわたしのほうが、想像力のある花言葉に相応しいものを考えられる気がします。いえ、面白いのでこのままでもいいのですが。

スイカ

「かさばったもの」

丸ごと買ってきたスイカが、冷蔵庫の中で幅を利かせてるんですかね?田舎の街を歩いていたら、畑仕事をしていたおじいさんが、「お姉ちゃん、今年はスイカができすぎちゃったんだよねえ。良かったらこれ持ってって!」と話しかけてきたのかもしれません。やつら重いですからね。

どちらにしてもそれは果物で、花はこんなに小さくて可愛らしいのに、八つ当たりとしか思えません。

キンギョソウ

「推測ではやはりNOです」

一見深そうに思えますが、よく考えると曖昧すぎてまったく意味が汲み取れません。英語の回答でこれを書いたら、まず点はもらえないでしょう。不明瞭すぎてもとの英文が何だったのかも想像できません。まるで出来の悪いなぞなぞのような花言葉です。

ピーマン

「海の恵み」

海???ピーマンが???山ではなく???海?????上に花の名前を書いて、下に花言葉の意味を書いて、あみだくじで決めました、みたいなことになってしまっていませんか???

お付き合いいただきありがとうございました!

最後までわたしのほら話をお読みいただき、ありがとうございます…!花言葉には想像以上になんだこれ?というものがあり、想像力を掻き立てられることが分かりました。暇つぶしのクスッといた瞬間に、お昼休みの話題のネタになれたら、これ以上嬉しいことはありません。

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