花屋で花束の買い方/一輪だけでも大丈夫?

切り花の買い方
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切り花というのは、縁のない人にはなかなか買う機会のないものです。なので、スーパーの入口で売っているものならともかく、花屋さんで花束を購入するというのはなんとなく気後れしてしまう…というひとは、実は少なくありません。

花屋さんで値段や出来に驚くことなく、スマートに買い物をするには、どんなことを知っておけばいいのか、花屋で働いていた経験をもとにまとめてみました。

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花屋さんって入りにくい!

お客さんの出入りが少なく、なので店員さんから視線を感じやすく、値段や相場の知識に自信のない花屋さんでの買い物は、慣れていないと緊張するものです。

ひとくちに「花屋」といっても、店の構え方、扱う商品、接客の仕方にいたるまで、その方法は多種多様。自宅用に頻繁に花を買うのならばお気に入りの花屋を見つけるのがいいですが、たまに必要があって花束を購入するような場合に、買い物しやすい花屋さんを見分ける方法を紹介します。

買い物しやすい花屋

まずは店の外から中を伺ってみましょう。花が見やすく、手に取りやすいように陳列されていて、店員さんに確認しなくても値段が分かる花屋さんはお客さん思いですね。花の名前も分かるようになっているとさらに良いです。

切り花は繊細でたいへん痛みやすい商品です。バケツから出すときには、周囲の花や葉と絡まってしまったり、茎から滴る水で濡らしてしまわないように、注意して取り出すか、自信がない場合には手の空いている店員さんに声をかけるのが安心です。

お客さんが商品を手に取りやすい花屋さんでは、扱い方を間違えるとすぐに傷んでしまう切り花の商品管理が課題です。バケツに入った花が飛び出していたり、床が濡れていたり葉が落ちている店だと、なんとなく入りやすさはありますが、花の状態が気になるので避けたほうがいいでしょう。

ハードル高めの花屋

花は鮮度が大切で、扱いにも注意を払う必要があります。なので、商品管理を兼ねて中が見えるようになっている冷蔵庫に入れて陳列している花屋もありますが、店員さんに声をかけて商品を出してもらうことになるので、どうしても自分で手に取れる手軽さに欠けます。

また、切り花は売り方によっては値札をつけるのが難しく、とくにおしゃれなディスプレイを作ろうと思うと、値札はないほうが見栄えがするな~という場合も多いです。なので店員さんに確認しないと値段が分からない、ということも多く、~3000円くらいの予算でボリュームのある花束を…と花を選ぶと予算オーバーになってしまう可能性があります。

予算や花の希望を伝えておまかせで作ってもらう場合には問題ありませんが、せっかくだから花を選びたいな~という場合には、参考にしてみてください。

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知識があると心強い!

なにより、新鮮な花の見分け方や花についての知識があると、買い物するときに自信が持てます。切り花の扱い方や選び方、飾り方についてのコツをまとめているので、ご興味がありましたらぜひ一読ください。

花屋さんで花束の買い方

買い物する店を選んだら、じっさいに花束を購入してみましょう。花束を買うときには、おもに下記の3つの方法があります。

完成しているものから選ぶ

多くの花屋さんでは、すでに完成していて、そのまま買っていける花束を並べていることが多いです。ちょくせつ店に行って、気に入ったものが売っていたら、それをそのまま購入すればいいので、ブティックで服を買ったり、八百屋でくだものを買うのと変わりません。

もし近くに店員さんがいる場合には、自分で水から出さずに、この花束をください、と指差しで伝えて出してもらいましょう。

おまかせで作ってもらう

いちばんおすすめしたいのはこの方法です。「結婚記念日なので奥さんに上品で高級感のある花束を」「派遣社員の女性の送別会にオレンジ系の元気な感じの花束を」「小学生の女の子のバレエの発表会にピンク系でかわいい花束を」など、花束を渡す相手や状況、予算、色や雰囲気の希望を伝えて作ってもらいましょう。

「ひまわりを入れたい」「持ちのいい花を使いたい」「季節の花を使いたい」「カーネーションは使わないで欲しい」「香りのする花がいい」というリクエストの仕方でも大丈夫です。

おまかせで花束を1から作ってもらう場合、最低でも15分、余裕を持って30分、忙しい時間だったりするとそれ以上時間がかかることもあります。できれば事前に予約をしておくと、花屋さんはそれに合わせて花を用意して納得の行く花束を作ることができ、お客さんは待ち時間なくていねいに作られた花束を購入することができるので、お互いにいいことずくしで助かります。

自分で選ぶこともできます!

せっかく花束を作るのだから、自分で花を選びたい!というのも、もちろんありです。どの花を合わせるかは経験とセンスが問われますが、センスというのは人によって違うので、なにが正解、というのがあるわけではありません。

自分ですべて選んでもいいですし、店員さんとのコミュニケーションを楽しめるひとでしたら、これとこれを使って花束を作りたいけどほかになにを入れたらいい?と、相談しながら花束を作るのも楽しいです。

一輪だけでも大丈夫?

ほとんどの花屋さんでは、切り花は一輪から販売しています。一輪売をしている花屋さんの場合、一輪だけの花を贈り物用に包んでもらうこともできます。ちょっとした手土産に持っていくのに、あんまり大げさではないものを…という場合でも、気軽に切り花を楽しんでほしいな、と思います。

花束を買うタイミングは?

花屋さんで買う花束は、しばらく水に入っていなくても切り花が枯れてしまわないように、工夫を凝らしたラッピングをしてくれます。とはいえ、1日水に入れなくても大丈夫!というものではないので、できるだけ花束を渡すのに近いタイミングで買うのが理想的です。

そうはいっても、買いに行けるのがこの時間しかない!ということもありますよね。場合によっては前日になってしまうこともあるかと思います。

そういう場合には花屋さんで渡すまでに時間があることを伝えてみましょう。なるべく丈夫な花を選ぶ、茎の切り口のところに多めの水を入れる、など、できる限りのことをしてくれます。

購入した花束の扱い方

おめでとうございます!これで花屋さんでへんに浮くこともなく、花束を購入することができますね!せっかく購入した花束です。持ち歩いているあいだに痛めてしまわないように、ていねいに扱いましょう。

花束は立てて持ち歩くように心がけ、逆さにしたり、横に寝かしたりして花を痛めたり、ラッピングを崩さないように気をつけます。つねに手で持っていられない場合には、サイズの合った袋に入れてドアノブにかけておくか、空の箱に立てて入れておくのがいいですね。

花束ってどうやって渡したらいいの?

ステージの上など、人前で花束を渡す場合には、マナーもあるので確認しておきましょう。

基本のマナーは上記のページで紹介していますが、カジュアルにわたす場合にはそんなに気をつける必要はありません。マナーが!と堅苦しく考えて緊張してしまうよりも、相手が受け取りやすいように思いやる気持ちが大切です。

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