ユリの花粉洗ってしまったらもう落ちない?諦める前にできること

切り花を長持ちさせるコツ
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ユリの花粉が付いてしまった衣類、良かれと思って洗濯してみたら、ぜんぜん落ちていなくてびっくりしてしまいますよね。そうなってから落とし方を調べてみても、時すでに遅し。ユリの花粉は水に付けずに落とすように!と書かれているのを見つけて、絶望してはいませんか?

もしユリの花粉を洗ってしまった場合、もう手立てはないのでしょうか?花屋で毎日ユリを扱っていた、わたしの経験を紹介します。

ユリの花粉を洗ってしまったときにできること

そうなんです!ユリの花粉は水に浸けたら駄目なんです!

当サイトでも、ユリ花粉の落とし方についてはこちらのページで紹介していますが、ユリの花粉を確実に、簡単に落とすためには、付いてしまったら触らずにおき、ガムテープなどの粘着力のあるもので取るか、掃除機で吸い取るのが一番なんです!

ユリの花粉は、草木染めの材料に使われているくらい色をつける物としては優秀で、花粉が付いている状態で水に浸けてしまうと、まさに草木染めで染めた状態になってしまうんですね。

そんなに注意しなければいけないものなら、学校で教えてほしいものです。

花屋で働いていたときのユリの花粉との付き合い方

ところで、わたしは5年ほど花屋で働いていたのですが、ユリといえば年中扱っている、なくてはならない商品でした。

ユリを長持ちさせるために、きれいに保つために、花粉が制服に付く危険から身を守るために、ユリ花粉は花が咲いてきたら取るようにしていたのですが、忙しい時期だと花粉になる前に取り除くことができないことも多く、制服の袖口、肩周り、エプロンには、つねにユリ花粉が付いている状態。

理想的には、花粉になる固い「がく」の状態で取るのが最適なんですが、そううまくは行かないことも多いんですね。

花屋の店員だったので、これはもうどうしようもないな、と思って諦めていたのですが、毎日花粉が付いて洗っていた制服とエプロン、そこまでひどく染みだらけなわけではありませんでした。

制服はブルージーンズのような青、エプロンは紺で色が濃かったので目立ちにくかった、というのはありますが、洗濯の頻度が高かったので、そのうち薄れていたんだと思います。ちなみに素材は綿でした。

なので、ユリ花粉の染みも、めげずに何度も洗濯していれば、言われなければ気が付かない程度に薄めることはおそらくできます。ただ、洗濯の回数に比例して衣類が痛むのは避けられません。

大切な衣類ならクリーニングに

しかし「そんな悠長なことを言っていないで、今すぐきれいにしたいんだよ~~~!」という気持ちもわかります。花屋の制服とはわけが違いますからね。

しかし、残念ながら、いったん洗ってしまったユリの花粉を確実にきれいに取る方法は、残念ながらないんです!

しかし、諦めるのはまだ早いです。失敗することなくきれいに落としたい場合には、ダメ元で腕のいいクリーニング店で相談してみましょう

ユリの花粉が染みになってしまっていること、一度洗濯してしまっていることを伝えて、事前に見積を出してもらっておくと、支払いのときに予想外の高額になってしまってびっくりする!という状況を防げるのでおすすめです。

自分で落としたい場合の強い味方

できたら染みは落としたいけど、クリーニングに出すほどではない衣類もありますよね。しまむらでセール中に買った洋服なんかは、クリーニングに出すと服よりも高く付いてしまうこともあります。(わたしはしまむら愛用者です。)

そんなときに試してみる価値があるのが「アセトンの含まれた除光液」もしくは「無水エタノール」。

どちらも絶対に落とせる!というわけではありませんし、強力なのでユリの染みどころか衣類の色を落としてしまう可能性もあるので、扱いには注意が必要ですが、少しでも自分でなんとかしたい!という場合には使ってみてください。

除光液、無水エタノールの使い方

まずは服の目立たないところに少し付けてみて、色落ちしないかどうか確認しましょう。

使っても大丈夫なことを確認したら、一番下に汚れてもいい布、その上に花粉のシミの付いた衣類を乗せ、さらに別の布に液体を染み込ませ、花粉の染みの上から、下の布に汚れを移すようにポンポンと叩きます

このとき、こすると汚れが広がってしまって逆効果なので、上から染みを叩き出すイメージを大切にしてください!

染みが気にならなくなるまで繰り返したら完了です。

ユリの切り花は花粉に気をつけて楽しみましょう

「この方法でぜったいに綺麗にできる!」という期待通りの方法を紹介できず、がっかりさせてしまったかもしれません。もうユリを飾るのも懲り懲りでしょうか?

ユリは華やかでほんのり香りも楽しめ、切り花の中でも長持ちしやすいすてきな花です。今回の経験にめげずに、ぜひまたきれいなユリを楽しんでくださいね!

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