花瓶に飾った切り花を長持ちさせてくれる、魔法の薬といえば延命剤ですが、もし家にない場合、砂糖とハイターで手作りすることもできるんです！
このページでは、切り花延命剤の代用品の作り方と、使うときに気をつけることにいて紹介します。
砂糖とハイターで作る！簡単手作り延命剤♪
作り方はいたって簡単！まずは準備するものリストがこちらです。
- きれいに洗った花瓶
- 水…200ml
- 砂糖…小さじ二分の一
- ハイター…一滴
花瓶のサイズに合わせて、全体の量を調節してください。
材料を準備したら、すべて花瓶に入れて、砂糖が溶けるまでかき混ぜれば完成！切り花の茎の切り口が乾燥しているようなら水切りをして、そのまま花を飾ればOKです。
ちなみに水ですが、きれいなほうが良いだろうと思い、浄水器を通した水やペッドボトルの飲料水を使う人がときどきいらっしゃいますが、僅かながら防腐効果のある水道水のほうが腐りにくいので切り花には向いています。
使い方の注意点
作り方は簡単ですが、気をつけたいことが一つだけあります。
切り花専用の延命剤と同じような効果を発揮する、心強いハイターですが、切り花にとってはかなり強力な成分なので、入れすぎると花を傷めてしまいます。場合によっては長持ちさせるどころか、枯らしてしまうことにも！
延命剤を手作りするときに大切なのは、材料の多すぎ、少なすぎを避けることです。「一滴」というのはなかなか難しいので「ちょっと多いけどこれでいっか～」とドバッと入れてしまいがちですが、スポイトを使うなどして、量を調節しましょうね。
なぜ砂糖とハイターで切り花が長持ちするの？
ところで、なぜ砂糖とハイターで切り花が長持ちするのでしょうか？ちょっとした手間なので、やる価値があるのかどうか気になりますよね。その答えは、切り花専用の延命剤の成分にありました。
延命剤について、詳しくはこちらのページで紹介していますが、切り花専用の延命剤には、主に「花に栄養を与えて、より色つやよく、鮮やかに咲かせる効果」と「花瓶の水が汚れるのを防ぐ効果」があります。
このうち、花の栄養になるのは糖分。砂糖で代用できてしまうんです。
なので、砂糖を入れるだけでも花に栄養を与えることは出来るのですが、糖分は切り花の栄養になるのと同時に、バクテリアの養分にもなってしまうので、砂糖水はいつも以上に腐りやすい状態に。そこで殺菌効果のハイターと併用することで、水が汚れにくくすることができるんです。
延命剤を使ったときに、水が汚れにくいようにしているのは殺菌成分なので、ハイターが同じ効果を発揮するんですね。
両方を少量づつ使うのは手間ですが、せっかくなので両方使って、なが～～く切り花を楽しんでください♪
