いただきものの花束が枯れてきたときに、意外と困るのが処分の仕方ではないでしょうか。丸めて燃えるゴミに押し込むのはかわいそうに思えてしまうし、かといって捨てるのが気にならなくなる状態まで飾っておくのも難しいものです。
そんな心優しいあなたに紹介したい、花を捨てるときに少し気が楽になる方法と、お花を最後まで楽しんで、罪悪感なく捨てるコツを紹介します。
花束を捨てるのが苦手…
切り花を捨てるとき、ゴミ袋に押し込むには茎をボキッと折らないと入らないことがありますよね。枯れてきたといっても生き物であることを考えると、その他の燃えるゴミと一緒にするのも気が咎めるものです。
そんなとき、少しでも花を捨てる気を楽にするには、できるだけきれいに包装してゴミに出すのがおすすめです。
きれいに咲いていてくれた感謝を込めて、プレゼントでもらったときのように包装してリボンを掛けられたら完璧ですね。そこまでするのはなかなか現実的ではないですが、新聞紙でサッと包むくらいなら、家にあるもので済ませることができます。新聞紙が花瓶から出したばかりの花についている水を吸ってくれますし、刺がある場合、棘が刺さるのを防いでくれて一石二鳥です。
包んだ花を自治体のゴミ出しルールに習ってゴミ袋に入れて、そのままゴミに出しましょう。
最後の最後まで飾っておく方法
手をかけて切り花のお世話をする手間を惜しまない場合には、もっと「最後まで満喫したなあ」と思え、罪悪感なく捨てられる方法もあります。詳しい切り花を長持ちさせる方法はこちらのページ
で紹介していますが、切り花を長持ちさせるときにやることの基本といえば、花瓶の水替えと、切り花の切り戻し。
切り戻しとは、切り花の切り口を少しだけ切って、ゴミやバクテリアが詰まって水を吸いにくくなっている切り花を、たくさん水が吸える状態にする方法ですが、この切り戻しを頻繁にすることで、お花は長持ちし、だんだん茎は短くなっていきます。
切り戻しするときに切り落とす汚れた茎の先を捨てるのは気になりませんし、毎日切り戻して長く楽しんだお花は、枯れるころには小さくなっていることでしょう。
ガーベラやひまわり、ダリアなどの大ぶりの花の場合には、最終的に花の頭だけ水に浮かべて花びらが落ち始めるまで飾っておけます。ここまで楽しみ尽くしたら、捨てるときにも罪悪感を感じることはありませんよ!