夏に切り花を長持ちさせる方法まとめ!

切り花を長持ちさせるコツ
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暑いとすぐに駄目になってしまう切り花。買ったばかりなのに、2、3日で枯れてしまってはがっかりしてしまいます。どうがんばっても、寒い時期に比べて長持ちしない切り花ですが、気をつけて選んだり手入れをすることで、10日くらい楽しむことができます!

このページでは、花屋が教える、夏場にとくに気をつけたい切り花を長持ちさせるコツについてまとめてみました。

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切り花を長持ちさせる基本のお手入れ

切り花を長持ちさせるのにやりたいことはいろいろありますが、何をおいても大切なのは、きれいな水をたっぷり花に吸わせること!です。

当たり前のように思えますが、根っこから切り離されて自然な状態ではない切り花が満足できる状態を保つには、ちょっとした手を掛けてあげる必要があるんですね。

そこでぜひやりたいのは、「花瓶の水換え」と「茎の切り戻し」です。

花瓶の水をきれいに保ちましょう

花瓶の水を交換するのは基本中の基本ですが、暑くて水の汚れやすい季節には、その基本がなによりも重要。気温、室温、花瓶の場所、水の状態によっては、1日もしないうちに目に見えて汚れてしまいます。

水が汚れていると具体的に何が良くないのかというと、異物が切り花の切り口、水を吸い上げるための導管に詰まって、水が吸えなくなってしまうんですね。切り花にとって水が吸えないことは呼吸ができないようなものなので、そのまま放置したらすぐに枯れてしまいます。

なので、花瓶の水の交換はできれば1日1回を目安に行いたいです。交換した水がまたすぐに汚れてしまわないように、交換する際には花瓶の内側をきれいに洗って、水に使っている茎の部分も軽く擦ってニュルニュルを落としましょう。

花の水あげを良くしましょう

花瓶の水を定期的に交換していても、茎の断面は徐々に汚れてしまったり、水に浸かりっぱなしで腐ってしまったり、乾燥してしまったりします。切り花は切り口が新鮮なほうが水をぐんぐん吸収することができるので、花瓶の水交換をするさいに、切り口を少しだけ切って新しい断面に切り戻しましょう。

水中で茎を切る「水切り」を行うと、乾燥を防げるのでさらに効果的です。水切りの詳しいやり方についてはこちらをどうぞ♪

夏場はとくに気をつけたいこと

涼しい季節には、花瓶の水換えと水切りでかなり花を長持ちさせることができますが、切り花にとって過ごしにくい夏場には、もう少し気を使ってあげることで長く楽しむことができます。

どれも花を長持ちさせるのに年中効果のある方法ですが、とくに夏場に気をつけたいことをまとめてみます。

飾る場所に気をつけましょう

切り花の過ごしやすい場所は、人間と同じく涼しくて風通しの良い場所。閉め切っていて蒸し蒸しの部屋や、直射日光の当たる場所を避けて適切な場所に飾るのが、暑い季節にはとて~~~も大切です!

涼しければ何でも良いというわけではなく、エアコンの風が直接あたる場所もNG。風があたると葉からどんどん水分が上達して茎からの水上げが追いつかず、水不足で枯れてしまいます。

離れている場合には場所を変えましょう

そうはいっても、花瓶を飾りたい場所が必ずしも最適な場所にあるとは限りませんよね。家のなかで日の当たらない風通しのいい場所というのは、かなり限られてしまいます。

日中働いて家にいない場合や、逆に職場で飾っていて、就業後はだれも見ていない場合には、花から離れる前に花瓶の場所を移動するのも手です。大きくないアレンジの場合には冷蔵庫のなかで保存したり、狭い花瓶に押し込んでおくよりはバケツに移動して、帰宅したときに活けなおすのも効果的です。

枯れた花はどんどん取り除きましょう

違う種類の花をいっしょに飾っておくと、長持ちしやすい花と、すぐに枯れてしまう花があることが分かります。切り花は種類によってかなり持ちが違うので、先に枯れてしまう花があることは仕方ないのですが、ここで大切なのは、枯れた花はそのまま放置せずに速やかに取り除くこと!

枯れた花は植物を老化させるエチレンガスを放出させます。まだ元気な花と一緒に飾っておくと、せっかくきれいに咲いている花が枯れる速度を加速させてしまうんですね。

そのうち腐ってしまうので、花瓶の水が汚れる原因にもなってしまいます。

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夏に切り花を長持ちさせる花の飾り方

より長持ちさせるためには、切り花に負担がない方法で、長持ちしやすい花を選ぶようにしたいところ。このような細かい部分に気をつけることで、買ったばかりなのに枯れてしまった!というガッカリを防ぐことができます。

いつもよりも少なめの量を飾りましょう

花瓶にたくさんの花が詰め込まれていると、茎の周囲が蒸れやすくなり、暑い季節にはとくに腐る原因になります。腐ると水が汚れてしまうし、花に近い茎の高い位置だったりすると水が吸えなくなってしまうので、普段よりも量を少なめにして、余裕のある感じに飾りましょう。

長持ちする枝もの、葉物を活用しましょう

夏でも長持ちしやすい葉物を、いつもよりも多めにフラワーアレンジメントに混ぜましょう。爽やかな緑や涼し気な佇まいは、暑い日に眺めるにもぴったりです。

花と葉、一対一くらいの量で飾り、さきに花が枯れてしまっても葉物は残しておいて、新しい花を足していけば、少量の切り花でボリュームも保ててお財布にも優しいです。

暑い日にも長く楽しめる花についてはこちらのページでまとめています。できるだけ長く楽しみたい!という場合に参考にどうぞ♪

砂糖を使うときは注意して!

さて、切り花に栄養を与え、きれいに咲かせる裏技として、花瓶の水に砂糖、もしくは気の抜けたサイダーを混ぜる、というものがあります。この効果は本当で、とくに硬い蕾が付いている切り花の蕾を咲かせたり、色艶を良くしたしすることができます。

しかし、糖分は花瓶に発生するバクテリアの餌でもあります。砂糖を花瓶に混ぜることで、バクテリアの繁殖が驚くほど早くなってしまうので、ただでさえ水の汚れやすい夏に砂糖を使う場合には、毎日水換えをする、バクテリアの繁殖を抑えるためにハイターを混ぜるなどの対策を取るか、砂糖の代わりに専用の延命剤を使うのが安心です。

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