切り花をより長持ちさせるのは、自宅で花を楽しみたいひとにとって永遠の課題ですよね。調べてみるといろいろな方法が見つかりますが、食器用洗剤がいいよ！という情報を見つけて、本当に？なぜ？どれくらいの量を使うの？と疑問に思ってはいませんか？
切り花を長持ちさせるのに洗剤がいいって本当？
まどろっこしいので結論から紹介しますと、食器用洗剤を花瓶の水に混ぜると、切り花を長持ちさせる効果が！ちゃんとあります！
正確には、花そのものを長持ちさせるわけではなく、花瓶の水をきれいな状態で長持ちさせ、その結果として花が傷みにくくなる、という効果があります。
切り花を長持ちさせるのに使うと、いちばん効果が期待できるものといえば、やはり専用の延命剤です。しかし、そう頻繁に花を飾っているわけではない場合、わざわざ購入してその後保管しておくのはちょっと勿体ないな～～という気持ちになるんですよね。
詳しくは上のページで紹介していますが、延命剤には「切り花に栄養を与える」「花瓶の水を汚れにくくする」「花の水あげを良くする」成分が配合されています。
このうちの「花瓶の水を汚れにくくする」成分と、「花の水あげを良くする」 成分は、食器用洗剤に使われている成分と似ているので、洗剤を混ぜることで同等の効果が期待できるんです。
ちなみに具体的にどの成分かというと、殺菌成分と、界面活性剤ですね。これらが入っていない洗剤を混ぜても、花瓶の水が泡が立つだけで、切り花を長持ちさせる効果はありません。
切り花に洗剤を入れるときの使い方
洗剤を花瓶に混ぜるときに、とにかく気をつけたいのは入れる量。何事もやりすぎると逆効果になってしまいますが、切り花の延命もそれと同じ。入れれば入れるだけ良いどころか、洗剤の濃度が高くなりすぎると、繊細な切り花を痛めて逆効果になってしまいます。
食器用洗剤を入れる量は、200mlの水に対して2、3滴程度。ほんの少しが丁度いいので、入れすぎないように気をつけるのが成功の秘訣です。
水を交換するときには、まずは花瓶を洗ってきれいにして、新鮮な水を花瓶に入れてから洗剤を入れます。先に洗剤を入れたほうがしっかり混ざって良いような気がしますが、そうすると泡立ってブクブクになってしまいます。
一緒に使うとさらに効果の期待できるもの
洗剤を使って水を汚れにくくすることで、ちょっとくらい水の交換をサボっても水が汚れるのを防ぐことが出来ますが、洗剤を入れるだけでは花に栄養を与えることは出来ません。
そこで使用したいのが、気の抜けたサイダー、もしくは砂糖！切り花の延命剤にも使われている、花の栄養になる成分といえば糖なので、糖分を水に足すことで花をより生き生きと、カラフルに咲かせることができます。
もし両方家にあるようでしたら、サイダーのほうがより効果的です。詳しい使い方や効果についてはこちらのページを参考にどうぞ♪
ほかにもある！花を長持ちさせる意外なもの
食器用洗剤と同じく、水を腐りにくくする身近なものは色々あります。一緒に使うと過剰使用になってしまうのでおすすめしませんが、使い勝手のいいものを選んでご利用ください。
