切り花にミョウバンで長持ちする?使い方と効果について

延命剤について
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切り花を長持ちさせる方法は色々ありますが、その中でも昔ながらの方法といえばミョウバンを使うこと。漬物や煮物に使われるミョウバンですが、切り花の延命に使用したい場合はどうやって使えばいいの?気になりますよね。

なぜミョウバンで切り花が長持ちするの?

料理に使われることが多いので、漬物コーナーなどで売られていることの多いミョウバンですが、切り花に活用した場合、

  • バクテリアの繁殖を抑える効果
  • 水上げする力の弱い花の水上げをよくする

効果があります。これさえ抑えておけば切り花の延命は完璧!という2点ですよね。

バクテリアの繁殖を抑えます

ミョウバンとは硫酸カリウムアルミニウムのことで、品質保持剤にも使われている抗菌剤のひとつです。つまり、ミョウバンを使用することで、茎の切り口や花瓶の水にバクテリアが繁殖するのを抑える効果があります。

バクテリアといえば花の水上げを妨害するので、切り花を長持ちしたいとき、いちばん気をつけたいポイント。花瓶の水換えをするのも、切り口を定期的に切り戻すのも、バクテリアを予防して花の水上げを良くすることが目的ですから、そのバクテリアを予防できるのはとても助かる効果です。

花の水上げを助けます

また、ミョウバンを切り口につけることで茎の灰汁が抜け、花の水上げを良くする効果が期待できます。

とくにアジサイなどの枝物は水を吸う力が弱く、水不足になってすぐに枯れてしまって残念な気持ちになるものですが、ミョウバンを使って水上げを良くすることで、倍は長く楽しめたりします。アジサイはすぐに枯れちゃうからな~と敬遠しているひとに、ぜひ試して欲しい方法です。

どんな花に効果があるの?

水上げの良くない花にとくに効果があるので、アジサイ、梅、ビバーナム、スモークツリーなどの枝物のほか、ガーベラの延命にも力を発揮します

花瓶の水に混ぜてバクテリア予防に使用する場合には、どんな花に使っても大丈夫ですが、切り花の延命剤、ハイター、酢など、ほかの殺菌効果のあるものと併用するのは避けましょう。

専用の延命剤や、代用できる身近なものについてはこちらもどうぞ♪

ミョウバンの使い方

枝物にミョウバンを使う場合、ぜひとも水上げを良くする効果を狙いたいので、茎に直接擦り込む方法をおすすめします!やり方は簡単、たったの3ステップで完了します。

  1. 切り口を水切りします
  2. アジサイなど、綿の詰まっている花の場合は綿を掻き出します
  3. きれいになった切り口に粉状のミョウバンを擦り込んで完成!

ミョウバンを擦り込むさいには、茎の断面が潰れてしまわない程度にゴッシゴッシ擦り込むのがポイントです。切り花が自動で吸収してくれるわけではないので、念入りにスリスリしましょう。

アジサイの手入れの仕方についてはこちらも参考にどうぞ!

花瓶に入れたい場合

バクテリア防止に使用したい場合には、茎に刷り込まずに水に溶かすだけで効果が期待できます。必要な量は、水に対して0.01%でいいので、ほんの少し。花瓶の大きさにも寄りますが、耳かき~ティースプーンに軽く一杯で十分です。

ミョウバンには切り花の栄養になる成分は含まれていないので、砂糖と併用すると花をより鮮やかに咲かせることができますよ!

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