購入して1年半ほどたったカシワバゴム。買ってから一度も植え替えをせずに育ててきましたが、春を目前にしてこれから成長期になるだろうと思い、一回り大きな鉢に植え替えることにしました。
カシワバゴムの植え替えも、ほかの観葉植物と同じで特別なことはありませんが、自分用の記録も兼ねて、植え替えるタイミングや手順をまとめてみます。
カシワバゴムはいつ植え替えるべき?
カシワバゴムの植え替えをするタイミングを見極める方法は色々あります。
- 購入したてのカシワバゴムの鉢に、十分な排水口がない場合
- 鉢の底から根が出てきている場合
- 鉢の中で根が成長しすぎて、水が染み込みにくくなっている場合
あたりを観察して、カシワバゴムが居心地が悪そうな感じになってきたら植え替え時です。いまいちピンとこない場合でも、2年に1度は植え替えするようにしたいですね。
理想的には、気候が安定していて、本格的に熱くなるまでまだ余裕がある5月ころに植え替えたいですが、9月ころまでは植え替え可能です。寒い時期は植え替えに不向きなので、それまでに植え替え、新しい鉢と土に馴染ませるようにしましょう。
今回は、購入してからもうすぐ2年になること、最近暖かくなり始め、これから成長期になるだろうタイミングであること、土の表面がカラカラしていて、根が目立つようになってきたこと…を理由に植え替えすることにしました。
もしもう少し早く植え替えていたら、今頃もっと元気に成長したような気もしますが、忙しいと後回し後回しにしてしまいますね。ようやく重い腰を上げた感じです。
カシワバゴムを植え替えるときに使う土
わたしは水のやりすぎでカシワバゴムを枯らしたことがあるので、土の水捌けには十分気を使いました。ほかの観葉植物は、家に残っている市販の土をてきとうに使ってしまうこともあるのですが、可愛がっているカシワバゴムくんなので、観葉植物用の土を購入することに。
根腐れしたカシワバゴムの記録などはこちら。
観葉植物用の土は、カシワバゴムを育てるのに丁度いい栄養分が含まれていますし、水捌けも考慮してブレンドされているので、初心者でも簡単に、観葉植物を育てるのに理想的な土を使うことが出来ます。
と、思っていたのですが、なんと出かけた先のホームセンターで売り切れていました。ほかの店をハシゴするのが面倒だったので、何にでも使えるタイプの用土のいいやつと、水捌けを良くするためにパーライトを混ぜることに。
植え替えをするときの鉢の選び方
現在使っている鉢よりも、幅も高さも一回り大きいサイズの鉢に植え替えます。大きければ良いというものではなく、あまりに大きな鉢に植えてしまうと見栄えがしませんし、鉢の中の土が乾きにくくなり、根腐れの原因になってしまうので要注意です。
あとは、排水穴が開いていることを必ず確認してください!おしゃれな陶器の鉢なんかだと、十分な排水口が開いていなかったり、開いていないこともあります。かわいいんですけどね。そういう場合には、直接植えずに鉢カバーとして使いましょう。
カシワバゴムの植え替え方
植え替え用の土と鉢の準備ができたら、さっそく植え替えていきましょう。それなりに散らかるので、野外で植え替えるほうが後始末が断然楽ちんです。
植え替え前は1週間ほど水やりを避け、土を乾燥させておくほうが根を傷めにくいのでおすすめです。土が湿っていると、取り出したときに千切れやすくなってしまうので…
1) 土をブレンドする必要がある場合は、別の容器で先に混ぜ合わせておきます。今回は何にでも使える市販の用土に、1~2割ほどのパーライトを混ぜ合わせました。
2) 新しい鉢植えに、先に四分の一ほど土を入れておきます。
3) カシワバゴムを古い鉢植えから優しく取り出し、古い土や傷んでいる根を取り除きます。
鉢からすんなり出てこないときは、鉢の外から土を揉んでほぐしたり、鉢の内側にナイフなどを差し込んで、土と鉢のあいだに隙間を作ってみてください。それでも駄目だったら、プラスチックの鉢ならハサミで切る、という方法もあります。
今回は簡単に取り出せました。シャベルで全体的に古い土を叩き落としてこんな感じに。
4) あとは新しい鉢に植えるだけです。カシワバゴムをまっすぐに持ち、周囲に土を入れていきます。二人で作業したほうが、いい感じの場所や角度を維持しやすいのでおすすめです。
土を入れるときに、カシワバゴムの茎が埋まりすぎてしまわないように、高さに気をつけて足してください。
植え替え完了です。お疲れさまでした!土の中に余分な空気が溜まってしまっているので、たっぷりと水やりをして、一晩しっかり水を切ったら室内に取り込みます。
大した変化には思えないかもしれませんが、植物にとって植え替えはどうしてもストレスになってしまいます。ひと月ほど充分に休ませて、カシワバゴムが元気になってから肥料を与えるようにしましょう。