カラフルな花がかわいい多肉植物、カランコエは、眺めていると元気になれるのでいくつでも欲しくなりますよね。すでに持っている株から増やせたら、こんなに手軽なこともないです。
今回は、落ちてしまった葉を活用して増やしてみることにしました。とっても簡単にできるのでおすすめです♪
カランコエを葉挿しで増やすには?
室内で育てているカランコエが、何枚か葉を落としました。とくに気にせずにそのまま鉢のなかで放置していたのですが、茶色く変色してクシャクシャになってしまった葉もある中、つやつやしたまま転がっていた葉になんと根が出ていたので、育ててみることにしました。
こちらがその葉です。地面の色と同化して見えにくいのですが、右の葉に2~3ミリくらいの根が出ています。
左の葉には根は出ていませんが、どうせ葉挿しするなら…と思って一緒に葉挿ししてみることにしました。落ちてしまっていた葉なので、失敗しても失うものはありません。
ちなみにわたしの育てているカランコエの成長記録と、育て方についてはこちら。
根が出るまで土の上に放置します
今回は根が出ている葉を見つけてからの葉挿しになりましたが、落ちている葉を見つけて増やしてみよう!と思いついた場合にも、すぐに土に埋めずに根が出てくるのを待ちましょう。
鉢の中に放置してもいいですが、平らな土の上に乗せておくと観察しやすいです。
根が出てくるまで、明るい日陰で直射日光が当たらないように管理します。
鉢の準備をします
家にあったいちばん小さい鉢の底に、水捌けを良くするために石を敷き詰めました。
土は市販の基本用土を使うことにします。カランコエ用にするにはギッシリしすぎていて、水捌けがイマイチな気もしますが、失敗したらそれも経験…
根を下にして植えました
根が隠れる程度に植える、というよりはブスッと挿しました。植えてすぐにたっぷり水遣りをして、野外の直射日光の当たらない、明るい日陰で管理します。
どれくらいの頻度で水遣りをする?
新芽には水を蓄えておける葉がまだないので、水遣りを怠ると枯れてしまいます。しかし、常にびしょびしょな状態が続くと腐ってしまうので、土の表面が乾いたころに土を湿らせる程度の水遣りを心がけます。
霧吹きを使うといい感じに少量の水遣りをすることができますが、面倒なので、今回はほかの植物に水遣りをしつつ、ジョウロでサッと通り過ぎるくらいの感じで水遣りをしています。
カランコエを増やすのに適した時期は?
本来は熱すぎず寒すぎない、カランコエの成長が活発になる4月~6月ころか、9月が適しています。
健康な株から葉や茎を切り取る場合には、失敗を防ぐために時期を選ぶことをおすすめしますが、落ちた葉を使って増やすのに適しているも何もないですね。
しかし、このところ春めいた暖かい気候なので、成長しやすい気温なんじゃないかな~と思っています。成功するといいなあ。
葉挿しのカランコエはどこで管理する?
はじめは明るい日陰で管理して、新芽が成長し始めたら徐々に日光に慣れさせていきます。
日光に当てることで丈夫でつやつやした株に育ちますが、当てすぎるとヒョロヒョロと成長してしまうので、最終的には1日3時間くらい日の当たる場所に置くのが理想的です。