カランコエの育て方室内版!花が咲かないとき、植え替え、切り戻しなど

観葉植物
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ぱっと目を引く元気な色の花をなが~~く咲かせるカランコエ、ずっと欲しかったのですが、マーケットで安く売っていたのでついに購入してしまいした!

丈夫な印象なので簡単に育てられそうだな~と思いつつ、念のため育て方を調べてみたら、思ったよりもコツが必要そうでびっくり。自分用の覚え書きを兼ねて、まとめてみたので紹介します。

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カランコエってどんな植物?

花屋で働いていたときに、かわいいカラフルな花が咲くのにずいぶん丈夫で手がかからないな~と思っていたら、なんと多肉植物の仲間だったカランコエ。

多肉植物が咲かせる花のイメージとはかけ離れていたのでびっくりしたのですが、そう言われてみると納得の丈夫さと手のかからなさです。

多肉植物らしく乾燥に強く、その反面寒さと湿気に弱いです。育て方を調べてみると「丈夫で初心者にも簡単!」と紹介されていて、多分その通りであると思うのですが、わたしは多肉植物を(おそらく場所が悪くて)立て続けに枯らしたことがあるので、逆に気を引き締めます。この世に簡単な多肉植物なんてないんだ…という気持ちです。

カランコエの室内での育て方

カランコエは暖かい季節は外で、寒くなってきたら室内に移動して育てるのが理想的ですが、置く場所に気をつければ年中室内で楽しむことができます

わたしも室内用に購入したので、ちょっと元気がなくなってきたかも?と思ったら外に出すことにして、しばらくは室内で飾ってみようと思います。

どこに置く?

そんなわけで、植物を室内で育てるときに置く場所は大切です。「ここにこういう観葉植物を置きたい!」という決め方ができたら理想的なのですが、植物は生き物なのでなかなか難しいですね。

カランコエの場合、日光が好きなので明るい場所に飾る必要があります。室内だとなかなか1日中日の当たる場所というのがないですが、直接日光が当たっていなくても明るい場所を選びましょう。夏は直射日光が当たると強烈過ぎて葉やけすることがあるので、明るいけど直接当たらない場所に移動します。

日光不足になると下のほうの葉が黄色くなってくるので、そうなったら外に出すことを考えようと思います。

寒くなってきたら、外に出している場合は室内に移動して、部屋の中でも明るくて暖かい場所に移動します。せっかくつぼみが付いても、10度以下になると春になるまで花が咲かないこともあるので、がっかりしないためにも注意が必要です。

どれくらい水やりをする?

乾燥が好きなので、水をやりすぎて根が腐ってしまわないように気をつけます。土の表面が完全に乾いて、さらに3日ほど我慢してからたっぷり水をあげます。大切なのはメリハリですね。

水やりをするときには、できるだけ花と葉を濡らさないように気をつけて、土にちょくせつ流し込みます。ぜったいに濡らしては駄目!というわけではないので、埃がついて汚れてきたら年に数回くらいの感じで水洗いしても大丈夫です。

水やりしすぎのサイン

水が多すぎると下のほうの葉から黄色くなったり、水分を含みすぎてブクブクになったり、黒く変色して腐ってしまいます

まずは水やりの仕方を見直すことですが、季節によっては外に出してみると元気になりやすいです。外のほうが日当たりが良いし土が乾きやすいので、多肉植物にとって暮らしやすいのだと思います。

肥料は必要?

肥料が好きな植物ではありませんが、適度に肥料を与えたほうが元気で張りのある株になります。

商品の指定通りに薄めた液体肥料を、夏の暑い時期は根腐れを起こしやすいので避けて、それ以外の季節に半月に1回のペースで与えます。

優先度的には、土が完全に乾いてから>肥料をあげるペース、です。水のやり過ぎになりそうだったら肥料を上げるのも待ちます。

カランコエの花を咲かせるには

ここまで調べて、水をやり過ぎさえしなければ楽に育てられるかもしれない!と自信を持ったのですが、カランコエを室内で育てるのにコツがいるのは、花を咲かせる方法でした。

カランコエは短日植物の仲間です。わたしは植物初心者なので、そういう植物があることを知らなかったのですが、調べてみると、アサガオ、コスモス、ポインセチアなんかも短日植物の仲間らしくて驚きました。

そんなことは全く知らずに、小学生のときにアサガオを育てて花を咲かせたことがあります。やるな、わたし。家の外で育ててたからだろうと思うのですが。

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短日植物が花を咲かせるしくみ

短日植物は、日照時間が短くなると花を咲かせます。野外の環境を想像すると分かりやすく、日が短くなる夏の終りころに芽を出し始め、10月ころから開花するんです。

室内で育てているカランコエの場合、日没後も明るい部屋に飾ってあることがかなり多いのではないかと思うのですが、カランコエが花を咲かせるには12時間以上暗闇にいる必要があるので、カランコエと一緒に夜ふかしする生活を送っていると花が咲かないことがあるんですね。

なので、室内でカランコエの花を咲かせたい場合には、日没後は使用しない暗い部屋に置いておくか、ダンボールなどで鉢ごと覆って人工的に暗い時間を作ります

1年中やる必要はないので、8月に入ったら6週間から8週間、1日12時間から14時間を目安に夜になったら暗くする、と繰り返してみると、「花を咲かせる時期だな」と思って花芽を付けます。

花が終わったら?

カランコエの開花時期は10月頃から5月頃にかけてで、驚くべき長さです。その間、ひとつの花がずっと咲いているわけではなく、先に咲く花があれば、後からにょきにょき伸びてくる花もあります。

花が咲いたら、枯れるまでにだいたい3ヶ月くらいですかね。先に枯れてしまった花をそのままにしておくと見栄えが悪いので、固まって咲いている花の半分くらい枯れてきたら、花茎の付け根から切ってすっきりさせましょう

枯れてきた花を取ることで、これから咲いてくる花に養分を回すことができるのと、最初に咲いた花が枯れるのが1月頃になると思うのですが、まだ余裕で開花期なので、同じ場所から二度目の花が咲く可能性もあってお得感が味わえます。

カランコエの植え替えについて

カランコエも成長すると現在の鉢では窮屈になってしまうので、1~2年に一度を目安に、一回り大きな鉢に植え替えます。暖かくなった4月、5月の梅雨前か、暑さの去った9月に行います。

植え替えについては難しいことはなく、植え替えるぞ!と決めたら水やりを控えて土を乾燥させて~、今よりも一回りだけ大きい鉢を用意して~、新しい鉢の底に水捌けを良くするために鉢底石を敷き詰めて~、鉢から出して古い土と根を揉むようにして半分落として~、新しい土で新しい鉢に植えるだけ!ですね。

植え替えが完了したら、土のあいだに入ってしまっている空気を抜くためにたっぷりの水をやり、1週間ほど日陰で落ち着かせたら、あとはいつもどおりのお世話に戻して大丈夫です。お疲れさまです。

どんな土を使えばいい?

鉢植えにする場合には、水捌けのいい土を使います。市販の多肉植物用の培養土か、もし観葉植物用の土があまっていたら、それを使っても大丈夫です。

カランコエを増やしたい場合

挿し木で簡単に増やすことができます。先端から10センチほどハサミで切り、上についている葉を2、3枚残してあとは取り除いて、土に挿しておけばひと月ほどで根が出てきます。

成功しやすいのは4月から7月ころか、逃してしまった場合は9月で、日陰に置いて乾かないように水やりをしながら管理しましょう。

落ちた葉を活用して葉挿しで増やすやり方に挑戦してみました。やり方や経過についてはこちら!

問題発生!こんなときどうする?

気をつけて管理していても、うまく行かないことはあるものです。カランコエを育てるときに躓きやすい事柄をピックアップしてみました。

花が咲かないときはどうしたらいい?

カランコエの花が咲かないのは、高確率で暗くしている時間が足りていないのが原因です。室内で育てている株でしたら、夕方5時頃にダンボールをかぶせて真っ暗な状態にして、翌朝7時ころに明るい場所に出しましょう。

花芽が出ているのにいつになっても咲かない場合は、管理している場所が寒すぎる可能性が高いです。室温が10度以上ある場所に移動してみましょう。

気をつけたい虫

暖かくなりはじめたころに、新芽やつぼみを狙ったアブラムシが付くことがあります。アブラムシは植物の栄養を吸い取ってしまうので、カランコエがきれいに成長しなくなってしまうだけでなく、排泄物がすす病の原因を作るという憎たらしい虫です。

見つけ次第殺虫剤で駆除しましょう。

カランコエの成長記録

ここからは、わたしが購入したカランコエの記録を紹介しています。6月後半になってマーケットで見つけました。園芸店で倍くらいの値段を出すともっとたくさん花のついたものも売っていたのですが、すぐに成長するといいな~という願いを込めて格安のピンク色を購入。

ちなみに住んでいるのはオーストラリアの南クイーンズランドで、6月から8月は冬。それほど寒くはないのですが、夏は日本に似た感じの湿気と暑さのある気候です。

植物で溢れる家を目指して、ほかにもいろいろ育てています。その他の植物について紹介しているこちらのページもぜひ♪

2020年6月

ひとまず一番目立つダイニングテーブルの上に置いてみました。すぐそばに大きな窓があり明るい場所なのですが、直接日が注ぐわけではないので、これで大丈夫かな~と思いながら、置き場所は考え中です。

ほかの観葉植物に使っていた鉢植えカバーに入れてみたのですが、背が低くて隠れ気味ですね。ここのところ、植物を買う速度に鉢カバーを買う速度が追いついていません。

2020年7月10日

こんな時期ですが、あまりにちょうどいい鉢がなかったので、白いカバーはペペロミアに返してテラコッタに植え替えてみました。すっきり♪

場所もダイニングテーブルの上から、キッチンの窓の側にお引っ越し。それでも日差しが足りない気がしたのと、室内だからか土の乾きが悪いので4日に1度、3時間前後くらい外に出すようにしています。

花も咲いてきました~~~!

8月16日

全体的に茶色が目立つようになってきました。このまま粘って飾り続けても良かったのですが、もしかしたらまた花が咲くかな~と思い、花を切ることにしました。

ここで切ります。普段飾っているのが深夜まで明るい場所だったので、花が咲くか様子を見ながら外に出すことにします。今度はもっとたくさん花が咲くといいな~!

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