切り花に栄養剤を使ったら水換えは必要?何日ごとに換えるべき?

延命剤について
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切り花を飾ると部屋の雰囲気がぐんと和らぎ豊かな気持ちになれますが、いつかは枯れてしまうことと、定期的に花瓶の水換えをする手間が難点です。生き物なので、枯れてしまうことはどうしようもないですが、水換えについては、どうしたら回数を減らしてきれいな状態を保てるかな~~と手を抜きたい、わたしみたいな人は多いのではないでしょうか。

切り花延命に使われるものといえば栄養剤。水換え不要!と書かれているものもありますが、実際のところどうなのでしょうか?

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そもそも栄養剤の効果とは?

切り花専用の栄養剤には「花に栄養を与える」、「水にバクテリアが繁殖するのを防ぐ」「花の水揚げを良くする」の、3つの効果があります。水だけでは咲かせられないつぼみを開花させたり、より鮮やかで生き生きとした花を長持ちさせるのと同時に、水が汚れるのも防いでくれるんです。

切り花の栄養剤の選び方、使い方についてはこちらをどうぞ♪

栄養剤を使えば水は汚れない?

なので、水を汚れにくくする作用は確かにあります。栄養剤には防腐剤や殺菌剤が使われているので、バクテリアが繁殖しにくい水質にして、水に浸かっていると腐りやすい茎の根元も腐りにくくする効果が期待できます。

しかし、残念ながら絶対ではありません。なにを混ぜても、どうしたって花瓶の水は汚れますし、水に浸けっぱなしになっている切り花の茎も傷んで柔らかくなり、そのうち腐ってしまいます。茎が腐ると、さらに細菌の繁殖も加速します。

花の栄養分はバクテリアの栄養分でもあるので、栄養剤を使うことでバクテリアのごはんが水に入っているともいえます。

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栄養剤を使っても水換えが必要な理由

水が汚れてしまうからには、やはり水換えをしなければなりません。汚れたままの水を放置しておくと、いろいろな理由から花がすぐに枯れてしまう原因になってしまいます。

要約すると、切り花が水を吸い上げられなくなります

花瓶に水に発生したバクテリアは、切り花の茎にある、水を吸い上げるための導管をふさいでしまいます。根のない切り花は花全体の水分を導管から吸い上げる水分に依存しているので、導管が詰まってしまうと、水が足りなくて大問題になってしまいます。

同じく、水に浸かっている茎の切り口が腐ってしまうと、導管も潰れて十分に水揚げができなくなってしまうので、茎が傷んでしまう前に切り戻して、花が水を吸える状態を保ちましょう。

先を切るときには、ふつうに切るよりも水切りをするとさらに効果があります。とっても簡単です。水切りのやり方についてはこちら!

何日ごとに水換えするべき?

切り花を長持ちさせるために理想的な水換え頻度は、栄養剤を使っても使わなくても、やはり1日に1回です。水の汚れやすい夏場はとくに頻繁に行いたいです。

栄養剤は使わずに毎日水を交換して水切りをするのと、栄養剤を使って一度も水を交換しないのとでは、毎日水を交換して水切りをするほうが長持ちするんです。これで水換えから開放される!と持ったけど、そんなことはありませんでした…

とはいえ、花瓶の水を毎日交換しなくては!と考えすぎると頭が痛くなりますし、それなら切り花を飾るのはやーめよ!となってしまうのでは本末転倒すぎます。

部屋に花を飾るのは好きだけど、水換えはめんどくさいなーという場合には、毎日でなくてもできるだけ、花瓶の水がなくなっていたり、目に見えて汚れてきたときにだけ最低限交換するのでも大丈夫。花は急に枯れてしまうわけではないので、ストレスにならない範囲でお世話をして切り花を楽しみましょう。

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