ドライフラワーの天敵、カビ。乾燥しているから大丈夫!と思いがちですが、うっかりすると簡単に生えてしまうんです!ドライフラワーを長く楽しむために、原因と対策、カビてしまったときの対処方法を知っておきましょう。
ドライフラワーがカビる原因
パサパサに乾燥させているので、カビとは無縁に思えるドライフラワですが、じつはカビは、埃、虫と並ぶ、ドライフラワーの寿命を縮める3大原因のひとつ。長く飾っておくためには、ときどき状態を気にかけながら管理する必要があるんです。
ドライフラワーの寿命の見分け方、3大原因の対処の仕方についてのまとめはこちら♪
さて、カビの原因には3つの原因があります。
- 飾っている場所の湿度が高いため
- 作ったときに十分に乾燥させていないため
- 埃が溜まってしまっているため
これらを意識して飾る場所を選んで、手遅れにならないようにお手入れをしましょう。
湿度が高すぎる
乾燥しているドライフラワーですが、湿度の高い場所に飾っておくと、室内の湿気を吸い込んでしまいます。
水分を吸収するとカビが生える原因になるだけでなく、形が変わってしまったり、傷んでしまうので、ドライフラワーは風通しの良いカラッとした場所に飾るのが鉄則!キッチンや浴室は、ぜったいに避けたいところです。
玄関に飾るひとも多いと思いますが、梅雨時期など、湿度の高い時期だと外から入ってくるジメジメした空気に当てられてしまいます。
夏でも乾燥しているヨーロッパならともかく、湿度の高い日本はドライフラワーはどうしても持ちにくい環境なんですね。これは変えようのないことなので、大切なドライフラワーは、ジメジメした季節にはガラスケースなどに防湿剤と一緒にしまっておくのも手です。
作ったときに乾燥が足りていない
水分の多い花を使ってドライフラワーを作ると、十分に乾燥させたつもりでも、意外と水分が残ってしまっていたりします。そういうドライフラワーを飾っている場合、ちょっとカビの発生する条件が揃うとすぐにカビカビになってしまいます。
埃が溜まっている
ドライフラワーもほかの家具や装飾品と同じく、飾りっぱなしにしていると埃が溜まってしまいます。ドライフラワーは繊細で壊れやすく、丸洗いできないので掃除がしにくいてすが、だからといってほったらかしにしてしまうと、埃を餌にカビをおびき寄せることに。
埃は放置してしまうとベタベタになって取れなくなってしまうので、こまめに掃除して清潔に保ちましょう。詳しい掃除の仕方、ほこりの予防方法についてはこちらのページも参考にどうぞ♪
カビが生えたらどうする?
ドライフラワーに付くカビはほとんどが白カビ。白くてフワフワしているものが、花びらや茎についているようでしたら、それがカビです。
カビの生えてしまったドライフラワーを救出するには、一刻も早くカビが生えていることに気がつくことが何より大切。花瓶に挿して飾りっぱなしにせずに、こまめに取り出して観察しつつ、ほこりを取り除く習慣をつけましょう。
カビの取り方
それでも、もしカビが生えてしまったら?お風呂場やキッチンのカビでしたら、強めの洗剤を使ってゴシゴシこすって丸洗いすることができますが、繊細で壊れやすく、水に弱いドライフラワー、残念ながら一度カビが付いてしまったら処分するしかありません。
なのでドライフラワーにカビを見つけたら、ほかのドライフラワーや周囲に被害が広がる前に、カビの付いている花を取り除いて速やかに処分しましょう。
しかし、カビは繁殖しやすく、一部だけについているように見えても内部まで菌が入り込んでいる場合もあります。もしかしたらすでに他のドライフラワーにも付いてしまっているかもしれないので、しばらく注意深く観察して、カビが再発生しないことを確認するのがおすすめです。