切り花を長持ちさせるには酢がいい?の真相と正しい使い方

延命剤について
当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

切り花を長く楽しみたいときに、酢を使うと効果がある、という話を聞いたことがありませんか?花屋でお客さんに紹介すると、あまりに花瓶の花と酢に接点がなさすぎて、それってほんとう?と訝しがる方がときどきいらっしゃいます。

酢は切り花の延命に効果がありますが、使い方を間違えると逆に花を弱らせてしまいます。このページでは、酢を使った正しい切り花の延命方法を紹介します。

Ad:

花を長持ちさせるのに酢は本当に効果があるの?

切り花を長持ちさせるのにとにかく大切なのは、花瓶の水をきれいな状態に保つことと、切り花がいつでも水を吸える状態に保つこと!です。

水はただでさえ放置しておくと汚れてしまうのに、そこに虫が飛び込んだり、ほこりが入り込んだり、ずっと水に浸かっている切り花の茎が腐ってしまい、1日もすると細菌が増え始めてしまいます。

なので毎日水替えをするのが理想的なのですが、忙しかったり忘れてしまったりで、なかなか水が替えられない!というときの味方がお酢!ふつうのご飯よりも酢飯のほうが日持ちすることからもわかるように、酢には細菌が繁殖するのを抑制する効果があるので、この殺菌作用を利用して、水が汚れにくくするのが、酢を切り花に使う目的です。

酢で花を長持ちさせる方法

お酢で切り花の延命をする方法は二通りあります。水自体に入れて水が汚れにくくなるようにする方法と、切り花の根本に付けて、一番バクテリアが発生しやすい場所である茎を除菌する方法です。

酢で切り花の根本を除菌する方法

やり方は簡単。まずは水切りをするか、根本を少し切って根本をきれいな状態にします。花の断面は汚れたり乾燥したりして、水が吸い上げにくくなってしまうので、新鮮な状態にすることで、花が水をしっかり吸える状態に整えましょう。

その後で、花瓶に入れたときに茎が水に浸かる高さまで、水と一対一の割合で混ぜた酢水に30秒ひたします。1対1の濃度で作った酢水は、切り花にとっても耐え難い酸性度なので、長く浸けすぎないようにしてください。

浸け終わったら、すぐにいつもどおり水をいれた花瓶に飾って終了です。酢水につけた茎を洗わずに花瓶に生けることで、花瓶の水にもほんのり酢が広がり、水の除菌効果も期待できます。

酢を花瓶に入れる方法

上記の方法が面倒な場合には、花瓶の水に直接酢を足し、水をバクテリアが繁殖しにくい状態にするのも効果が期待できます。ずっと花を浸けておく水を強い酸性にしてしまうと、切り花が耐えられない状態になってしまうので、水200mlに対して小さじのスプーンで1杯か、それ以下の量を混ぜましょう。

Ad:

酢と相性のいい砂糖

酢は水をきれいに保つことで切り花を長持ちさせてくれますが、花自体の栄養になるわけではありません。

ではなにが栄養になるのかというと、なんと砂糖!水200mlに対して小さじ1杯の砂糖を加えると、糖が切り花の栄養になり、色艶を良くしたり、栄養が足りないと咲かずに枯れてしまう蕾を咲かせたり、葉っぱを生き生きと保ってくれる効果が期待できます。

詳しい砂糖の使い方についてはこちら。

酢と砂糖を合わせて使用することで、花瓶の水を専用の延命剤を使ったときにより近い状態にすることができます。定期的に切り花を購入する場合には、延命剤をひとつ持っておくと便利です。

花瓶に酢を入れたら水は交換しなくても大丈夫?

酢をいれると水にバクテリアが繁殖しにくくなりますが、完全に水をきれいに保ってくれるわけではありません。酢を入れた場合でも、こまめに水替えを行い、水を替えるときには水切りをしましょう。

とはいえ、水を替えなきゃ!替えなきゃ!と意識しすぎると、花を飾ること自体が嫌になってしまいます。毎日交換できたら理想的ではありますが、あまり気にしすぎずに、目に見えて花瓶の水が汚れてきたときや、花が水を吸って水が減ってしまっているときにお世話をするくらいでも、しないより断然花の持ちが違ってきます。

他にもある!水をきれいに保つ身近なものたち

ハイターなどの漂白剤や10円玉にも、酢と同じようにバクテリアの繁殖を防ぎ、花瓶の水をきれいに保つ効果があります。酢と同じく量に気をつけて使う必要があるので、試してみるときには下記のページも参考にどうぞ♪

Ad:
タイトルとURLをコピーしました