切り花の定番、カーネーション。品種や色が豊富で、このカーネーションがすごく好き!という品種に出会えても、同じ花の鉢植えが見つからなかったりします。
確実にそのカーネーションを育てるには、切り花から挿し木で増やすのが理想的。そうすると気になるのは、カーネーションは挿し木で増やせるのか?やり方は?ということですよね。
カーネーションは挿し木で増やせる?
カーネーションは挿し木でも増やせる植物ですが、切り花から挿し木で増やすのはかな~~~り運が良くないと成功しません。理由としては以下のとおりです。
- 花屋さんで処理されている切り花には、発根しやすい若い茎は取り除かれていることが多いため
- 切り取られて自宅に届くまでの間に数日~時間が経っているため
- 切り花用の品種は切り花にするために育種されているので、鉢植えで育てるには向かないことも多い
鉢植えのカーネーションを挿し木で増やす場合でも、成功率は5割以下…という印象なので、残念ながら切り花から増やすのは至難の業です。
とはいえ、絶対に不可能なわけではないので、どうしても挑戦してみたいひとのために、切り花のカーネーションの挿し木を成功させるコツも紹介しますね。
カーネーションを挿し木で増やすコツ
切り花のカーネーションの挿し木が成功する確率はかなり低いので、少しでも成功率を高めるために、発根促進剤や挿し木用の土を用意するのがおすすめです。
初値促進剤は園芸店などでワンコインで購入できます。
また、挿し木にするのに思想的なのは春と秋で、それ以外の季節に行う場合には、暑すぎず寒すぎずな温度管理ができないと厳しいです。冬はビニールを被せてビニールハウス状にする手がありますが、夏場は…うん……
準備が整ったら、さっそく挿し木にしてみましょう!
カーネションの挿し木の手順
- まだ若いわき芽を選んで、15センチほどの長さに摘み取ります。
- 先端のほうの葉、3~4枚を残して、残りは指でそっと取り除きます。
- 茎を水切りし、そのまま半日ほど水を吸わせます。
- 発根促進剤を根本につけ、茎が折れないように、やさしく挿し木用の土に挿します。
- 土が乾燥せず、しかしビショビショにはならないくらいの加減で、明るい日陰で管理します。
- 発根したら大きな鉢に植え替えましょう。
成功するといいですね!
そもそも発根せずに枯れてしまったり、発根してもその後枯れてしまったり、花を咲かせるには、毎日の土の管理だけでなく運も必要なカーネションの挿し木。どうせやるのなら、できるだけたくさんの挿し木で挑戦するのがいいですね。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」式です。
成功すれば、早ければ半年で最初の花を咲かせることもできます。半年後、きれいな花が咲かせられるといいですね♪