おしゃれな薄いブルーグリーンと、個性的な葉のかたちで人気を集めているユーカリ。花屋さんで切り花を見かける機会が増えましたが、鉢植えのものはなかなか売ってないんですよね。
欲しい花が売っていないときにできることと言えば、挿し木で増やす方法!挿し木でユーカリが増やせたらな~とお考えですか?
ユーカリの切り花を植えると根が出る?
ユーカリはとても種類が豊富な植物で、日本では見かけないものも含めると800種類以上が存在します。切り花として人気があるのは、葉が丸くてうすい色合いのシルバーダラー系ですね。わたしも大好きで、鉢植えを購入して庭に植えたくらいです。
ユーカリは挿し木でも増やすことができますが、成功率を考えると「だれでもどこでも簡単にできます!」というわけではなく、新鮮な枝を選んで、それなりに手をかけて準備をする必要があります。
なので、収穫されてから時間が経っていて、そもそも挿し木を目的にしていない切り花から発根させるのは、残念ながらあまり現実的ではありません。購入したてのしんせんなユーカリの良さそうな枝を選んで100本くらい挿し木にすれば、ひとつくらい成功するかもしれませんが(憶測です)、種や鉢植えを探すほうが断然確実だし、おすすめです。
ネットでも購入できます。近所で見つからない場合にはぜひ。
ユーカリを挿し木で増やすには
ユーカリの挿し木、発根はなかなか成功しないので、種があれば種から増やすほうが簡単ですが、挿し木で増やすことができないわけではありません。コツと方法をまとめてみたので、機会がありましたらぜひ挑戦してみてください♪
成功しやすいのは、春から初夏にかけての季節です。せっかくやるのなら、この過ごしやすい季節を狙いたいですね。
健康な枝を選びましょう
完全に枝になっていない、まだ柔らかさが残っていて、健康な葉の付いている枝を選んで10センチほどの長さで切ります。乾燥しないように、湿らせたキッチンペーパーなどですぐに包んでください。
枝を植える準備をしましょう
下、3分の2程度の葉を、清潔で切れ味のいいナイフなどを使って取り除き、切り口に発根促進剤を使用します。
鉢植えの準備をしましょう
粗砂と培養土を半分ずつ混ぜた土を鉢植えに入れ、表面を平らに準備します。挿し木するまえに、下から水が出てくるくらいしっかりと土を湿らせてください。
挿し木にしましょう
10センチほどのユーカリの枝の、下半分が土に埋まるくらいに植えます。ビニールハウス状にするために、ビニール袋を被せて、影になりすぎない暖かい場所で管理します。土が乾かないように水遣りをしてください。
あとは発根するのを祈るだけ!
4~10週間ほど様子を見て、もし葉が出てくるようでしたらビニール袋を取り外してください。葉が出ても根が出ていないことも多いので、気を抜かずに観察を続け、しっかり発根したら植え替えても大丈夫です。おめでとうございます!