なかなかいただく機会もない花束。いざ貰ってみると、なんだかんだいって嬉しくなるものです。しかし、時と場合によってはちょっとした問題も。生きている生花は水に入れなくては枯れてしまいますが、すぐに花瓶に移せる状況にない場合、どうしたらいいの~!と焦ってしまいますよね。
花束をもらったらどうする?
しかし、基本的にはそんなに心配しなくても大丈夫なんです!
花屋さんでも、作った花束がそのまま受け取り主の自宅に運ばれ、プレゼントされたらすぐに花瓶に飾られるものだとは思っていません。なので、花束を作るときに、花の切り口に水分を含ませる工夫をしてあるんです。
花の種類や季節にもよりますが、5時間前後はそのまま持ち歩いても大丈夫!な作りになっています。(もちろん、早く水に入れられるのならそれに越したことはありません。)
なので数時間のあいだでしたら、あまり気にせずに持ち歩いて、家に帰ったらすぐに花瓶に飾りましょう。花束の花は持ち歩いているあいだに茎の切り口が乾燥してしまい、そのまま水に入れても十分に水が吸えない状態になっているので、飾る前にハサミで切ってあげると長持ちしますよ!
そのほか、花屋さんがおすすめする、切り花を長く楽しむ手入れの仕方についてはこちらもどうぞ♪
ただ、季節や花の種類によっては、花瓶に移せるまでにできることがあればやってあげたほうが安心できる場合もあります。
花束は5時間くらい持ち歩いても大丈夫ですが、もしかしたらあなたに贈られる前に、すでに何時間も経過していることだって十分に考えられますよね。「明日プレゼントしたい花束だけど、時間がないので前日のうちに購入したい」というお客さんもまれにいらっしゃるくらいです。
ではどんな状態のときに、どういうことが出来るのでしょうか?
気をつけて持ち帰りたい花や季節
- バラ、とくにイングリッシュローズなど、花弁が柔らかくて繊細な花
- 暑くて湿度の高い日
- 花屋さんを出てから時間が経っていて、元気のなくなり始めている花束
こういう場合には、できるだけ早く水に入れてあげるようにしたいです。
水に入れるのは花瓶でなくてもいいので、もし会社やレストランなどにいる場合には、ラッピングはそのまま取らずに、一番下の茎の部分だけ切るか破って茎を出し、バケツに水を入れたり、コーヒーカップに入れて壁に立て掛けて倒れないようにするなどの方法で、花に水を吸わせられればベストです。
どうしても水に入れられない状態の場合には、直射日光と暑い場所を避け、できるだけ涼しい場所で持ち歩くほうが花に負担が掛からずにすみます。とくに夏の車内に放置してしまうとびっくりするくらい早くクタッとしてしまうので注意が必要です。
繰り返しになってしまいますが、家に帰ったらラッピングを解いて、乾燥してしまった茎を切り戻してから水に入れてくださいね。
持ち歩いているあいだに元気がなくなってしまった花も、少しくらいクタッとしてしまっても、しっかりと水を吸わせれば復活することも多いんです。
毎日の水替えをしたりするのはめんどくさいな~という場合でも、この最初の切り戻しだけはサッと行って、長くいただいたお花を楽しんでくださいね♪