母の日の定番といえば、やっぱりカーネーション!母の日と日にちがズレてしまったり、お母さんが母の日であることをうっかり忘れている場合でも「あ!母の日の贈り物か~!」と思い出せるわかり易さがいいですよね。
何もいらないよ~、といわれた場合でも、贈りやすい、受け取りやすいのも魅力です。
定番の贈り物も、たまには良いものです。では、これぞ母の日!というカーネーションを贈るのならば、花の色や本数はどうするのが理想的なのでしょうか?花言葉の観点から紹介します!
母の日のカーネーション、花言葉で選ぶならこれ!
一般的に、カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」とされています。考え方によっては、たしかに子どもからお母さんに贈る花としておかしくないような気もしますが、それなら「感謝」という花言葉のカスミソウやピンクのバラ、「健康」という意味のマリーゴールド、「尊敬」の込められたサルビアなど、ほかにも適している花があるような気もしますよね。
母の日にカーネーションが選ばれた由来には、母の日を祝おう!という運動をしていたアメリカの女性が、お母さんが亡くなったときに、亡き母を偲び、母が教師をしていた教会の祭壇に、母が好きだった白いカーネーションを飾ったことが始まりとされています。
つまり、花言葉で選ぼうと思ったらカーネーションが一番!なわけではないのか~~~と思いますよね。じつは、そうでもないんです!
母の日には赤いカーネーション
母の日といえば赤いカーネーションですが、それもそのはず、赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉が込められているんです!
花言葉は、時代と共に少しづつ変化していくもの。母の日に赤いカーネーションを贈る習慣ができたことで、新しい花言葉も生まれたんでしょうね。
赤いカーネーションを引き立ててくれ、「感謝」の花言葉が込められているカスミソウと合わせたアレンジがとくにおすすめです。
濃い赤には要注意
一口に「赤」と言っても、日本の市場だけでも1000以上の種類があるカーネーション。茶色に近かったり、黒に近いくらい濃い赤のカーネーションもあります。
珍しい赤だ~!と思って選びたくなりますが、濃い赤色のカーネーションの花言葉は「心の哀しみ」という寂しいものであるという説もあるので、誤解を防ぐには避けておくのが安心ですね。
赤以外のカーネーションを選ぶなら?
ド定番はやっぱり赤いカーネーションですが、毎年贈っている場合には、ちょっとした変化をつけたくなるものです。兄妹が多いとかぶる可能性もありますしね。
ほかの色のカーネーションを贈るのならば、「温かい心」「感謝」「気品」という花言葉のピンクのカーネーションか、「美」「友情」という意味の込められた黄色のカーネーション、「純粋な愛」というオレンジのカーネーションや、「誇り」というなんとも心嬉しい花言葉の紫のカーネーションから選ぶのがおすすめです。
単色でもいいですし、花言葉を意識しながら、数色合わせて花束にするのもいいですね。
避けておきたいカーネーションの色
ちなみに、カーネーションといえども、まつわる逸話を気にするのならば避けたい色もあります。前記した、花言葉の意味が哀しい濃い赤もそうですが、それ以上に落とし穴なのは白いカーネーション。
母の日にカーネションを贈る習慣の始まりとなった、アメリカの女性が教会に飾ったのが白いカーネーションだったことからか、白いカーネーションは「亡き母を偲ぶ花」と言われています。
白いカーネーションは清潔でとても素敵ですし、ほかの色とも合わせやすいので残念ですが、もしお母さんがそういう話を気にするタイプでしたら避けておきたい色ですね。
カーネーションの本数と花言葉
プロポーズに欠かせないバラなどは、花の本数によって花言葉が違ってくるのでぜひとも意識したい本数ですが、実はカーネーションは、本数によって花言葉の意味が変わる、ということはありません。
なので、予算やほかの花とのバランスを見ながら、好きな本数を選んで大丈夫ですが、もし本数に何かしらの意味を込めたい場合には、
- お母さんの年齢の数
- お母さんが母親になってからの年数
- お母さんの子どもと孫の数
など、自分のお母さんならではの本数は、心がこもっていて素敵です。
数が多いとボリュームがあってサプライズにぴったりですが、お花は多ければ多いほど良い、というわけではありません。カーネーションには大振りな品種もありますので、一輪からでも素敵な贈り物になること間違いなしですよ!